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2012年3月10日 (土)

ぼくも福音にありつきたい!

48  『薔薇族』での長い間の相棒だった藤田竜君、ことあるごとに、ぼくのことを「伊藤さんはノン気だから」と言っていた。
 このイラストは、いつの号に載せたものか分からないが、よくまあ、こんなことを考えついたものだと、感心させられる。
 竜君の描くイラストは、ユーモアがあって嫌みがない。そしてほのぼのとした優しさを感じさせる。
 確かに竜君の言うように、男と寝たことがなく、相手の男のオチンチンを握ったこともなく、しゃぶったこともない人間には、分からないと言われても、想像だけではゲイの世界は理解できないものかも知れない。

 どう考えたって汚いオチンチンをしゃぶったり、お尻をなめたりしたことのない人間には、この「キッチンからの福音(ふくいん)」のイラストは思いつくまい。遊び人の竜さんだから書けたといっていいだろう。
 竜さんと一緒に40数年も暮らし、仕事をしていた内藤ルネさん。女性的であんなに優しかったルネさんが、サジスティックな一面を持ち合わせていたとは、誰も考えつくまい。
 竜さんもこのイラストを見ると、やはりサジスティックな一面を持ち合わせていた人なのかも。これはまさに責め絵だ。
 この絵を見る限りでは、とんでもない責められ方をされているご当人も、かえって快感を味わっているように見える。
 キッチンからの発想だけで、すべてを考えているなんて、面白いし、すごいことだ。才人、藤田竜君の面目躍如というところだ。
 『薔薇族』の読者をいろんなことを考えて、楽しませてくれた藤田竜君、お疲れさまでしたと言いたい。

 でも、こんなことマネしないでよ。お尻にゴルフボールを入れちゃってとれなくなって、ぼくに電話してきた読者がいたけど、長いこと読者がお世話になった、泌尿器科専門の三原橋医院の先生も、高齢でおやめになってしまった。藤田竜君もあの世に行ってしまったし、もう、こんなこと考えつく人もいない。寂しい限りだ

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第5回「伊藤文学と語る会」 
 
3月10日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出も自由です。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858
※テーマなしで自由に語り合います。ぜひ、お出かけを!

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