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2012年5月14日 (月)

小企業で生きていくことの大変さを!

 カフエ「邪宗門」での「伊藤文学と語る会」も、4月21日で6回目を迎えた。集まってくれた人は、6人だったが、初めて沼津市から参加してくれた若者がいた。
 ぼくのブログを見て、参加してみたいと心動かしている人は、何人もいると思うが、勇気がいるに違いない。ひとりでも初めて参加してくれた人がいたことはうれしい。
 7回目の「伊藤文学と語る会」は、5月19日(土)に開きたい。ぜひ、参加してください。

「孤立している老人を」と書いたが、おひとりメールを寄越してくれた人がいた。大阪の郊外に住む、68歳のKさんからだ。
 このメールは他人事ではない。ぼくが仕事をしていた時代とぴったり合うから、身にしみて何度も読み返してしまった。

「伊藤さんのブログ、今日はじめて見ました。その中の「孤立している老人を……」ですが、まさに自分自身が直面している問題で、思わずメールしました。
 まだ私はパソコンができますから、いいようなものの、PCとか携帯、スマートホンなど扱ったことがない熟年老人は、それも私のようにひとり住まいの老人はどう暮らしているのでしょうか?
 伊豆温泉パーティを仲間と開いたという伊藤さんが書かれた方々は、まだ経済的に恵まれた人たちでしょう。
 わたしなどは、ぐちをこぼすようですが、国民年金だけの収入で、1ヶ月5万円ではまったく生きられず、旅行などとんでもないことです。
 24歳のころに小さな書店を開店、もちろん『薔薇族』も置いていました。15坪ぐらいの店でしたが、数年間は競争店もなく、まあ、売り上げも少しずつ上向いてきましたが、近くに大型書店がオープンしたので、差別化をはかるために、アダルト物もどんどん扱いました。その後、ビニ本ブームが到来、一時は儲かりましたが、お決まりの警察のやっかいになってしまったので、転業。映画が好きだったので、そのころとしては、まだニュービジネスだった、レンタルビデオ店になりました。
 レンタルビデオ店も、大型店が続々と誕生してきて、8年ほど前に閉店。いまは団地にひとり住まいです。
 閉店後、しばらくは蓄えもあり、海外旅行、特にオーストラリアが好きでよく行きました。今はまったく貯金ゼロ、その上、3年前に脳梗塞で右足にマヒが残り、パートで働くこともできません。
 毎日がつらく、うなされることもあり、自殺も考えてしまいます。それで思いきって区役所の福祉課へ相談に行きました。生活保護のお願いに。親切に相談にのってくれ、申請の書類を手渡されました。
 ただ、ひとつ問題は、自動車を放棄しないと保護を受けられないのです。迷っています。これで週2回の温水プールに行く楽しみが、バスで行くしかありません」

 このKさん、国民年金の5万円で生活していると言うけれど、車を所有していれば、駐車場も借りなければならないし、ガソリン代など、もろもろの費用もかかる。それはどこから出ているのだろうか?
 このKさん、個人の小さなお店を経営してうまく世の中の流れに乗ってきたと思う。しかし、大資本にはかなわない。小企業はみんなのみこまれてしまった。

 若い人はビニ本ブームは知らないだろうが、ビニールに包んだ中が見れない、大股びらきの女性のヌード写真集だ。それが街にあふれたことがあった。内容がエスカレートしたために警察の取締で、あっという間に消えてしまった。

 権力の強さをまざまざと見せつけられてしまう出来事だった。いかに今の世の中、生きぬいていく事が大変かを、Kさんのメールから身につまされて考えてしまった。

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第7回「伊藤文学と語る会」 

5月19日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出も自由です。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858
※テーマなしで自由に語り合います。ぜひ、お出かけを!

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