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2012年7月30日 (月)

見ている人がすぐに反応する「ニコニコ動画」

「ニコニコ動画」に、7月26日、夜8時から10時まで、2度目の出演をさせてもらった。生放送だった。

 たった今、昨夜の出演のお礼の電話が、担当者からかかってきた。「ニコニコ動画」って、会員が2千2百万人もいるそうだ。
 昨日の動画を見ていた人が、2万人もいて高い評価を得たということで、担当者はよろこんでいた。

 話の中心は、東京大学大学院教授、木下直之さんが新潮社から出版して話題になった『股間若衆・男の裸は芸術か』(定価・本体¥1800+税)だ。
 司会の金田淳子さんは、東京大学大学院博士課程の単位を取られている方だし、画家の木村亮子さんは、東京芸大の大学院まで出ておられる方で、3人とも頭のいい博学の方ばかり。駒沢大学の国文科をコネで入学し、コネで卒業させてもらい、他人様の書いた本をほとんど読んでいないぼくは、気おくれしてしまっていた。

 明治以降、多くの彫刻家や画家たちが男性像を造ってきたが、肝心のオチンチンをリアルに表現すると、すぐに権力者の警察が見にきて、おとがめを受けてしまう。
 そこで肝心の股間を木の葉で隠したり、もっこりとさせて、つるりと表現してしまった。製作者と警察の長い間の闘いがあって、最近ではかなりリアルな股間であっても許されるようになってきた。
 なにしろ取締当局の元締めの警視庁ロビーに、朝倉文夫さん製作の男性裸像が飾られていて、立派なものがぶら下がっている。
 20数回も始末書を書きに、ぼくは出頭したが、受付で待っていると、風紀係の係官が降りてきて、一緒に風紀係の部屋に行くのだが、係官に朝倉文夫の男性像を指さして、「あれはいいのですか?」と質問したら「あれは自然な形だからいいので、お前のところは不自然な形をしているからいけないのだ」と言われてしまった。これは作り話でなく、本当にあった話だ。
 勃起するのは、人間として自然な形だとぼくは思うけれど。とにかく『薔薇族』の読者は、黒くぬりつぶされたものでなく、はっきりとしたものを見たいのだから、ぼくは風紀係を恐れずに、始末書を書きにいくことなんかなんでもないことなので、思いきって修正を薄くさせたものだ。

 東大大学院教授の木下先生、銅像の股間を撮った写真を見せながらしゃべるのだが、大学の先生だからどうしても話が堅くなってしまう。
 驚いたことにモニターというのか、画面に観ている人の短い感想が次から次へと映し出される。ぼくは観ている人のその心の動きが面白いので、先生の話よりも画面ばかりを見ていた。テレビにもよく出させてもらったが、その時は反響などわからなかった。しゃべっている話にすぐ反応して書き込むのだから、ネットはすごいものだ。話が堅いので観ている人がじれているなと感じたが、ぼくもなかなか話に踏み込めず、いらいらしてしまった。

「ラブオイル校長」なんて書かれていたので、これにはぼくもすぐに反応した。ビデオ会社に頼まれ、校長先生に扮して修学旅行に旅立つ男子学生に「ラブオイル」を手渡し、欲望が起きたら「ラブオイル」を使って自分で処理しろよと訓示するシーンを撮った。その話だ。そんなとんでもない話が、ネットで話題になっているとは。

「ニコニコ動画」の担当者が、今度は二丁目のゲイバアから放送しようという。これならぼくも面白くてエッチな話を連発できるというものだ。今回はちょっと消化不良というところか。

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川崎普照作。赤羽駅前に立つ男性像。この二人は?

 

第10回「伊藤文学と語る会」

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8月18日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出自由。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858

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初めての方、女性の方、ご年配の方、お一人様、大歓迎!
お気軽なご参加を、お待ちしております。

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