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2012年7月23日 (月)

松岡正剛さんの『遊』の「ホモエロス」特集号はゲイの作家勢揃い!

 松岡正剛という方を知っていますか? ぼくは今までまったく知らなかった。最近、新聞紙上でよく載っているので、どんな方なのかなんとなく分かりかけてはきたが・・・・・・。
 平成18年10月に、幻冬舎からアウトロー文庫として、「『薔薇族』編集長」が刊行された。松岡さんはその本を熟読されて、ぼくのことをネット上で、長文の紹介記事を書いてくれていたのだ。

 今年になって、ブログを更新してくれている猪口コルネ君が紙焼きにして届けてくれたので、2007年11月28日に書かれた紹介記事を今頃になって読むことができた。
 見出しにこんなことが書かれている。
 
「ぼくが「遊」を創刊したのは、1971年7月1日だった。その7月30日に、もう一冊の画期的な雑誌が誕生した。『薔薇族』だ。男のための同性愛誌。
 一世を風靡した。さまざまなタブーも破った。ここには雑誌編集のヒントもどっさり詰まっていた。
 目をそむけないで読まれたい。いや、あまり期待されても、妙だけど。」
 
 松岡さんが編集した『遊』に、ぼくも原稿を寄せていた。これも忘れていたが、その雑誌を新潟に行った折に、見つけ出すことができて、持ち帰ってきた。なんとホモエロスの特集号で、1979年9月に刊行されたものだ。
 
 その雑誌を開いてびっくりしてしまった。
『薔薇族』の執筆者だった、間宮浩さん、藤田竜君が何を気に入らなかったのか、首にしてしまい、それが原因かどうかは不明だが、自殺をしてしまった砂山健さんまでが載っている。
 ほとんどの方がゲイの方で、森茉莉さんまでが執筆していて、よくぞ、これだけの人の原 稿を集めたものだ。
 
 松岡さんは、続いてこんなことを書いている。
 
「松岡正剛はゲイであるという噂や、いや、少なくともバイセクシャルだろう、いやいや正真正銘の精神的なホモだといった「仮説」はあとを断たない。」と。
 
 この『遊』を見たら、単なる噂ではないということを自ら証明されているようなものだ。
 松岡正剛氏は、ゲイだからこそ、すばらしい仕事をされてきたのではないか。そう確信する。ぼくのことをほめてくれているが、これはネットで読んでもらいたい。
 
 ぼくは森茉莉さん(鴎外の長女)のことをレズビアンではないかと、決めつけてしまったが、その茉莉さんが、「少年像の論証・素敵な少年たち」という一文を載せていて、これは貴重な文章だ。
 
「私は少女の頃から少年に憧れたことがなく、私の好きな対象は、いつも自分の父親だった。それは好きを通り越して、ほとんど恋人であった。(中略)
 小説(恋人たちの森・枯葉の寝床などにゲイの美少年が登場している。)で美少年を描くのでこういう注文がきたのだろうと思うが、私が小説を書くときには、現実には決して存在しない、一つの小宇宙を空想の中で造り出すのであるから、アラン・ドロンを17歳に還元し、その上に私の空想から生まれた少年のように美化しているわけで、ああいう小説に出てくる少年たちは、私の空想の中でだけ生きて動いているのであって、現実のドロンは、金と名誉にガツガツしているいやな奴である。(後略)」ゲイの美少年を空想化してまで小説に登場させるということ。
 
 ぼくは「ホモであることは、何でもない自然なことなんです。ホモ宣言は、見えない敵に対する革命ですね。」と書いている。
 33年前の雑誌だから、写真のぼくの若いこと。髪の毛がふさふさして・・・・・・。

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古書店などで見つけだして読んでもらいたい!

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