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2012年8月27日 (月)

袋とじの頁に、大興奮だった良き時代!

 これも、ぼくの良き相棒、藤田竜君のアイデアでアメリカのカードを使っての袋とじだ。ぼくが知り合ったアメリカ人のリンチさんからゆずり受けたもので、どれだけお世話になったことか。
 コカコーラのびんぐらいのオチンチンを持つ男、アメリカで人気のジェフ・ストライカーのカードや、写真集をいち早く届けてくれた。
 これを『薔薇族』に載せたら、すごい反響で売り上げが伸びた。袋とじのタイトルに、「君にもいい男を宅急便プレゼント! こんな夢見たら。アメリカ・カードまる出し大全集」
 この頃、取締当局もゆるやかだったのか、大胆にも大きなオチンチンにミミズがはったようにマジックで消しているだけ。

 藤田君は、こんな解説をしている。「アメリカからはるばると、海を越えてやってきたカードです。こんな素敵ないい男たちのカード入りで、パーティーに招待されたら……それこそ夢みたい。
 ところでこのカード、ほとんど日本で印刷されたもの! それなのにソフトなものしかこちらでは買えないなんて?」
 中国でのパクリを日本人は批判しているけれど、日本でも28年前、アメリカ製のカードを無断で掲載していたのだから、ごめんなさい。
 でも良心的に(?)発行所の住所、会社名も銘記しているけれど。

 ぼくが書いている「編集室から」を読むと、袋とじは何号か前からやっていたらしい。
「先日、本屋へ言ったら、めだつところに『薔薇族』が置いてありました。二冊ほどまだ残っていました。昨日、行ってみると、なくなっていました。その二冊は誰かが買ったのでしょう。」
「地方の小さな本屋さんの出来事でしょう。うれしいことに9月号も新記録だったけれど、11月号もその記録を破りそうな勢いで売れています。
 在庫がまたたく間に無くなってしまって、トーハン(本の問屋さん)の板橋営業所へ、返本をひきとりに行ってきました。
 こういうときに限って、どこの書店でも売れているから、返本が戻ってこないのです。少しばかり返ってきていた『薔薇族』を戻してもらってきました。
 11月号のヒットの原因は、アメリカのビデオの袋とじ写真にあったようです。書店でそっと破いて見た人もいたのか、何冊か破れているのがありました。
 なんだと思った人もいたかも知れないけど、心おどらせてハサミで切り開いてみる間の、ちょっとしたドキドキ感があったのではないでしょうか。
 12月号はカード。1月号はビニ本をそっとお見せします。今月のカードはセクシイで美しかったでしょう。日本で印刷しているのに日本で買えないなんて、寂しい話です。
 ビデオも見たいと思った人も、いっぱいいたことでしょう。日本で買えないものだからこそ貴重なものだということもできます。」

 藤田竜君、大奮闘で、しばらくぶりに『薔薇族』は他誌に水をあけたようです。扱っている素材はどこも同じなのですが、名コックの竜さんの腕のさえをほめるべきでしょう。
 今の時代、なんでもありで、ネットでズバリのものが見れてしまう。アメリカのビデオやカードに、ドキドキしながら見て興奮していた頃のほうがよかったのか。
 山川純一君の劇画、「兄貴が好きなんだ」が載っているけれど、タイトルが載っている頁に描かれている髪が長く、顔も長い、二人の若者も魅力的ではないか! 内容もかなりハードに描かれていて、この時代から山川君の劇画も人気が高かったに違いない。

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ドキドキしながら切り開いた袋とじの頁

098b
山川純一描く男絵も魅力的!

第11回「伊藤文学と語る会」

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9月15日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出自由。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858

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初めての方、女性の方、ご年配の方、お一人様、大歓迎!
お気軽なご参加を、お待ちしております。

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