« 朝日新聞の購読をやめてよかった! | トップページ | 斎藤茂吉の歌碑を建てる夢の実現へ! »

2012年10月22日 (月)

山川純一を追い出した竜さんが……

「どうして三島由紀夫さんは、希代の理知をぶっとばしての自己肉体愛なのであろう。
 二十代の避暑地での三島さんについて、著者は『痩せた裸が恥ずかしいのなら、海水パンツひとつで白日の下に出てこないはずである。それなら股間が……が、その点になると私のものとは比較にならぬぐらい立派なのであった。』という。

 さて、それなら著者、福島氏の性器とはどんなものであろうかと、僕はいぶかる。

『週刊文春』に出ていた写真の若き日の福島氏に、若き日の僕は似ている。柄も大きい。その僕が、あの時の福島氏と同じ年齢の時、僕は三島さんに、ある秘密パーティーで会い、誘われて後日デートした。
 当時、人気いちばんの日活ホテルのグリルに現れた三島さんは、原語でいくつかの料理を注文した。警視庁の剣道場で練習をしてきたのだと言った。

 そしてタクシーで大久保の秘密めいた粋な旅館に行った。部屋に入るとシャワーをあびたらと僕は言われ、そうして出てくると、三島さんは黒い水褌(すいこん)ひとつで足を開いて仰向けに寝ている。目は閉じて。

 経験のまだ浅い当時の僕には思い及ばないことだったが、今思えば、さあ、俺の体を自由にしてくれ、さわってくれ、賞賛しまくってくれの状態だった。
 陽に焼いて黒い、小さな固い物体というようなものであった。行動しなければならぬ。とりあえず黒い小さな三角布をはずした。そしてお気の毒と思ったのだった。
 体臭のきつさは吐き気を催すほどのものだった。おそらく剣道場で汗をかいたままにしておいたのだろう。ご当人はフェロモンと信じて。

 そしてどうなったのか、細部は忘れてしまったが、何事もせず、ふとんの中で話だけしたのを覚えている。それ以降、もう電話はかかってこなかった。

 三島さんに男性の最も男性たる部分に、多少なりの自信があれば、ああまで筋肉に執着することはなかったろう。筋肉は第二の男性的特徴である。その第二のものに頼らざるをえなかったわけだ。(福島氏は三島さんに花を持たせようとして根本を誤ってしまった――)
 三島さんは同性愛的には、本当に充足することはなかっただろう。ナルシズムをくすぐって近づいてくる青年は、単なる興味本位だけであったろうことは誰でも思いつく。興味本位に充足させる真実のあるわけがない。

 あの大量の作品を産み、映画にも出演し、芝居にも出、シャンソンを歌い、ボクシングをやり、えっというほどに、何かというと、すぐわざとらしく高らかに笑うなど、常に男性的演技をし続けて――思えばなんとお疲れさまで、かわいそうな人生だったことか。すべては性器に由来する演劇人生だったと僕は断じることができる。

 さりながら本書『三島由紀夫――剣と寒紅』が出たとはいえ、三島さんの作品の評価とスター伝説には、いささかの影響もなかろう。
 一般の人には「同性愛の三島由紀夫」は更に不可解になり、より一層の輝きを増し、文庫本は売れてゆくのである。」

「やらないか!」の山川純一を自分のシュミにあわないからと、追い出してしまった藤田竜さん。ヤマジュンだけでなく、何人ものスタッフをやめさせてしまった。
 一緒に住んでいた内藤ルネさんが、しみじみと僕に「トンちゃん(竜さんのあだ名)が少しでも他人を思いやる気持ちがあれば」と、言っていた。ここまで書いていいものだろうか? 確かにトンちゃんのあそこは立派だった。その自信がここまで書かせたのか。

114

|

« 朝日新聞の購読をやめてよかった! | トップページ | 斎藤茂吉の歌碑を建てる夢の実現へ! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101967/55775317

この記事へのトラックバック一覧です: 山川純一を追い出した竜さんが……:

« 朝日新聞の購読をやめてよかった! | トップページ | 斎藤茂吉の歌碑を建てる夢の実現へ! »