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2012年11月26日 (月)

同じ年の石原慎太郎さんに負けないぞ!

 森鴎外の長女、森茉莉さんが毎日のように通いつめていた、カフエ「邪宗門」での「伊藤文学と語る会」を始めてから、早いものでもう一年にもなる。
 しゃべることもなくなってきたので、そろそろやめようかなと思って、二代目『薔薇族』の編集長、竜超君に相談したら、「元気なうちは続けたら」と言われてしまった。
 年をとって長生きするには、いろんな人と初めて会うことだと、誰かに言われたことも思い出した。
 語る会のたんびに、初めて参加してくれる人がいる。ネットって多くの人が見てくれているから、わざわざ遠くから来てくれる人も。
 中国の上海から、ぼくのブログを見て来てくれた若者もいて、確かに初めて会って話をするということは、ボケがかっている頭には新鮮な刺激になることは間違いない。
『薔薇族』を廃刊してしまってからは、読者からの情報が途だえている。電話もかかってこないし、ましてやネットを見ることがないのだから、語る会で出会えることが、ぼくにとっては貴重なことなのだ。

 10月の会には、なんと兵庫県から日帰りで参加してくれた、オシャレな青年がいた。大学に留学生として、日本に勉強に来ている中国の女性と、イタリアからの若者がきてくれたのは感激だった。
 二人とも同じ大学で知り合ったそうで、日本語はペラペラ。もちろん、日本の文字も読める。
 イタリアの若者は、イタリアにいたときから、日本に憧れを抱いていて、何年間も日本語を勉強していたそうだ。
 ぼくの著書もほとんど読んでくれていて、『薔薇族』は国会図書館に通って、創刊号から読んでいるという。大学の修士課程の卒論に『薔薇族』のことを書くという。近く下北沢で会う約束をしたが、自らゲイだということを告げてくれた。
 こんな出会いがあれば、語る会をやめるわけにはいかない。同じ年齢の石原慎太郎さんが、東京都知事をやめて、新党を立ちあげ、衆議院選挙に立候補するという。
 ぼくも元気だし、石原さんに負けてはいられない。引退しろという人もいるけど、少年愛の人たちの代弁者にもなって、発言していきたいものだ。

4051  二代目の竜超君が、「自分でかんがえ、うごき、こしらえる、新・同性愛者の生活誌」として出し続けている『薔薇族』は、405号になる。
 目次を見ると、「少年を愛することは罪ですか?」は、6回目で「完全再録・少年ハンター座談会・前篇・エスカレートする読者の欲望と、少年愛写真集・発行者の苦心と」は、もう忘れてしまっていたが、ぼくが司会で、当時、少年写真集を次々と刊行していた「ストーム出版」の社長・橋本茂生さんと、東北沢で「度恋処」(どっこいしょ)というバアを経営していた、船橋まさるさんとの座談会だ。
 橋本さんとも、「度恋処」のマスターとも長いこと会っていないが、どうしているだろうか。橋本さんは腰が痛いと訴えていたが。「度恋処」のマスターは、最後は下北沢の北口で店を出していたが、もう今はない。
 今、読んでみると面白い。いい時代だったとも思う。405号は定価・700円(税別)だ。ぜひ、読んでもらいたい。
「いくら貯めれば、オールド薔薇族に、薔薇色の老後はおとずれるのか?」も必見だ。
 ソルボンヌK子さんの「文学さん」の四コマ漫画も、思わず笑ってしまう。
「東郷健さんを偲ぶ会」を批判する、竜さんの筆はさえている。猪口コルネ君の表紙絵も号を追うごとに美しくなって楽しみだ。

 

『薔薇族』405号は、以下の通販フォームよりお求めいただけます。
野ばら浪漫舎 通販フォーム

第14回「伊藤文学と語る会」

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12月15日(土)午後2時~4時(予定) ※途中参加・中途退出自由。
会費なし(コーヒー代の実費のみ)
会場:下北沢 カフエ「邪宗門」
住所:東京都世田谷区代田1丁目31-1 TEL03-3410-7858

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初めての方、女性の方、ご年配の方、お一人様、大歓迎!
お気軽なご参加を、お待ちしております。

 

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