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2013年6月 8日 (土)

ゲイの高齢者はどんな生活を!

 2013年5月9日の「東京新聞」の「発言」欄に、こんな投稿があった。「続く孤独死悲しすぎる」と題した、東京都瑞穂町の無職、山口忠さん、70歳のものだ。

「今年、二人の知人が孤独死しました。二人は八十歳にまだ間がある年齢。ともに奥さまに先立たれ、公営住宅住まいでした。

 人口三万余の町で、私の知り合いだけで二人も亡くなるということは、全国で何千人単位になるのではないでしょうか。

 二人とも死後、三日はたっているとこのこと。姿が見えないと、福祉課職員がベランダのガラスを破り、警察官と入って発見しました。

 近所で見守りたいが、年齢や持病、連絡先や電話番号などは、個人情報保護法とかで他人には原則教えられないとか、どうすることもできません。(後略)」

 同じ日の「毎日新聞」には、「年金担保融資・借りて、後にがくぜん。生活保護受給、やっと生計」の記事が。

「公的年金を担保とする唯一の公的融資「年金担保融資を受け、生活が追いつめられるお年寄りが絶えない実態が浮上した。

 わずかな年金収入だけの高齢者にとって、「最後の頼みの綱」であり、「禁断の実」になることもあるこの制度はどうすべきか。高齢者にとっても、自治体にとっても頭の痛い問題が続いている。」

 ぼくも他人事ではなかった。地元のS信金、悪代官の借金取り立てに苦しんでいたときに、年金を担保にしてお金を借りることを何度も考えたことがあったが、親父が残してくれた土地、建物があったので、それを売って、借金を返すことができた。

 銀行や、信金は、お金持ちには、安い金利でお金を貸すけれど、お金のない人には「カードローン」という、CMでやっている金利が高い方法でしか借りることはできない。
『薔薇族』という武器があったときは、多くの年配者の読者にも、情報を流すことができて、悩みを聞くことができた。

 その『薔薇族』が廃刊になって、もう8年ぐらいの時が流れてしまっている。読者からの文通欄の名簿、書留などの住所が分かるものは、すべて処分してしまった。

 考えてみたら、ぼくも81歳になる。読者も、そして小説、エッセイ、そして投稿してくれていた人たちも、同じように年齢を重ねているということだ。

 何人かの人たちとは、今でも連絡を取り合っているが、多くの高齢者になってしまった人たちとは、連絡のとりようがない。

『薔薇族』に、なんらかの形でかかわってきた人でも、すでにこの世にいない人も多い。

 今度はネットという武器を使って、多くの人に呼びかけていて、もう8年にもなるそうで、800回、原稿用紙にしたら、3千枚にもなる。

 若い猪口コルネ君の強力な手助けで、きちんきちんとブログを更新し、動画もやっているが、残念ながら高齢者からの反応はない。

 読者は機械に弱い人が多いので、ネットも触らない人が多いのでは。
「伊藤文学と語る会」も、もう1年以上も続いていて、毎回、新しい人が来てくれている。女性も増えていて、うれしいし、ぼくにとっても、初めて会う人がいると、刺激にもなるのだが、まだ、高齢者での出席者はいない。

 ぼくは幸いにも、次男夫婦と、小学校6年の野球少年と、女房と暮らしているので、孤独死ということはないが、読者、またはゲイの高齢者がどんな生活をしているかが、一番気になっているところだ。

 親族や、兄妹と付き合わない人がいることも知っている。ゲイのひとり住まいの高齢者に呼びかける方法があったら教えてもらいたい。

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第20回「伊藤文学と語る会」

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6月22日(土)午後12時~14時 ※途中参加・中途退出自由。
会場:下北沢一番街、カフエ「占茶」
住所:世田谷区北沢2ー34ー11 リアンビル2階 電話・03ー3485ー8978
会費:各自が飲食した分だけ。コーヒー¥380、ハヤシライス¥600

初めての方、女性の方、ご年配の方、お一人様、大歓迎!
お気軽なご参加を、お待ちしております。

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コメント

バラ族20代の頃,良く 読みました.最近はそう言う雑誌殆ど無いので困っています.良い出会い中々難しい.若い内ですね? 50 60加齢後は出会い至難.問題は場所"場所ですね.男同士"結合連結無くても抱き合うだけでも癒される.出会いメッセ有るも病気"感染"怖怖怖"断念"
あの男同士一つに結ばれている時の満足感は体験した者しか判らない.
時の流れ止まってほしい.気の合う相手との出会いは人生最高のドラマです.

投稿: 川崎オッサン爺さん | 2016年6月26日 (日) 01時29分

借りたものを返す努力をするのは、人間として当然です。借金を踏み倒すのは、人間として当然ではありません。努力は必要です。金利は担保があれば安くなり、担保がなければ高いのも当然です。それでも、銀行・信金の金利は良心的で他より安いのです。担保の有無が重要な基準で、借りている人全員のトータルから借り逃げされる可能性の確率を考慮して、それぞれの種類別ローンの金利が決められます。お金持ちだからとかではありません。お金持ちがお金を借りるというのも、おかしな話ですが。借りている人は、返せなくなった場合は状況をよく相手に説明して次善の方法を話し合って努力するのが良心的と思います。

投稿: お金を貸していつも踏み倒されて者より | 2013年6月12日 (水) 01時24分

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