生本まぐろの頭をゲット!
わが家では「毎日新聞」と「東京新聞」を購読している。新聞の折り込みチラシは、朝日と読売にはドサッと入っているが、毎日、東京には気の毒なくらい、チラシは入っていない。
下北沢のスーパーに行くには、20分も歩かなければならないが、渋谷だと「淡島」の停留所まで歩いて3,4分、東急バスは3分おきにやってくる。バスに乗って10分ほどで終点の渋谷に着いてしまう。
バスを降りると目の前のビルが「東急プラザ」その地下1階に「九鮮渋谷市場」がある。身体障害者手帳のおかげで、バスの料金も子ども料金の110円だ。
80歳を過ぎたぼくには、性欲は無縁のものになっている。残る楽しみは食欲だけだ。ありがたいことに歯は丈夫で、ほとんどが自分のものなので、硬いものでも食べることができる。
朝食は野菜を多く食べ、納豆、はんぺん、ちくわ、豆腐など、自分で買い求めて、ひとりで食べている。
5月18日(火)の朝刊に珍しく「九鮮渋谷市場」のチラシが入って、「魚耕」魚屋さんが、15時から「生本まぐろ解体販売」をやるとあった。
まぐろは大好きなので、早目に「東急プラザ」に行ってみた。渋谷はめまぐるしいぐらいに変わって、駅の反対側に「ヒカリエ」なんてでっかいビルが建った。一度だけ女房と訪れてみたが、若い人向きで年寄りの行くところではない。地下に食品売場もあるそうだが入ったことはない。
「東横デパート」の地下ののれん街は、すっかりリフォムされて広くなり、あらゆる食品が売られている。駅の真下ということもあり、新しもの好きが多いのか、のれん街に客をとられて、「東急プラザ」の地下の食品売場のお客は目に見えて減っている。
この日もまぐろの解体ショウがあるというのに、大きなマグロが置かれている前に立つお客は20人ほどか。チラシを見たお客がもっと押しかけてもいいはずなのに。
ぼくはこの食品売場で必ず買うものがある。それは「ちりめんじゃこ」で、年配のおばさんがたるの中に入った「ちりめんじゃこ」を一合ますに山盛りにして売っている。
一合ますにいっぱいで、600円。ぼくは大根おろしの上にのせて、しょう油をかけて毎朝食べている。おばさんとも顔なじみになっているので、いつもおまけをしてくれる。
「ちりめんじゃこ」って、「核酸」が多くふくまれていて、身体にいいそうだ。「魚耕」のお魚は新鮮で安い。「東横のれん街」より、2、3割は安いのでは。
以前、名物のおやじさんがいて、その呼び声は、売場中にひびき渡っていたが、身体を悪くしてやめられてしまったそうだ。
今のおやじさんも、ぼくの顔をおぼえてくれているのはうれしい。
まぐろの解体がはじまった。まず頭をきり落とす。それを頭上にさしあげて、「ほしい人は!」というが、グロテスクなので手をあげる人はいない。
ぼくは以前も頭を買ったことがあって、大トロよりもおいしかったので、また手をあげて、千円で買うことができた。
まぐろの目方を当てた人には、無料でひとさおもらえたが、ぼくは58キロと書いたが、62キロだそうで、二人の人が当ててしまった。
「東横のれん街」は、いわゆる名店が出店しているのだから、値段が高いのは当然だ。ぼくは庶民的な「東急プラザ」の地下の食品売場を応援している。肉でも、野菜でも安いから、渋谷へ出たら「東急プラザ」の地下の食品売場へ行こう!
第21回「伊藤文学と語る会」
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7月27日(土)午後12時~14時 ※途中参加・中途退出自由。
会場:下北沢一番街、カフエ「占茶」
住所:世田谷区北沢2ー34ー11 リアンビル2階 電話・03ー3485ー8978
会費:各自が飲食した分だけ。コーヒー¥380、ハヤシライス¥600
初めての方、女性の方、ご年配の方、お一人様、大歓迎!
お気軽なご参加を、お待ちしております。
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