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2013年11月16日 (土)

なんとしても出版社に損をさせたくない! ――48年ぶりに『ぼくどうして涙がでるの』が本になる!

 48年前に我が社、第二書房から出版した、末娘の紀子との共著、『ぼくどうして涙がでるの』が、いよいよ12月初旬に再び本になって発売される。
 株式会社スペースシャワーネットワークからだ。この会社は音楽関係の雑誌を出していて知られているそうだが、ぼくは全く知らなかった。
 書籍も毎月、数点は出しているというのに、本読まないぼくは、これも知らない。編集部の企画会議で、全員が出そうと決めてくれたのだから、著者としては、なんとしても損をさせてはいけないと、売る方法をいろいろと考えている。
 そんなときに10月20日の「読売新聞」の朝刊の記事はショックだった。見出しには「1ヶ月全く読まず53%、本離れ懸念」とある。
 10月27日から読書週間が始まるので、毎年全国世論調査を新聞社は実施している。
 ぼくも図書館など一度も足を踏み入れたことがないが、1年間に図書館を利用した人は35%しかいないそうだ。
 スマートフォンなどという便利なものが登場してきて、20歳代全体で、スマホを持っている人は、86%というのだから、こんなものを見ていたのでは、本や、雑誌を読むわけがない。
 今の時代、自費出版でなくて、本を出すということは、至難の業だ。48年前に原稿を書くことから、本づくり、そして取次店(本の問屋)への営業、そして新聞広告のレイアウト、なにからなにまで、ひとりでこなしたのだから、これは若かったからできたことか。
 なによりも新聞の力は、すさまじかった。朝日新聞の都内版に記事が載っただけで、それを読んだ、週刊誌、月刊誌、子供向けの雑誌、ラジオ、テレビと次々に広がっていって、最後に日活で映画にまでなったのだからラッキーだった。
 意外だったのは、本を買うのはネットでという人が一番多いのかと思ったら、書店でという人が、70%と圧倒的に多く、ネットの通信販売は、12%だった。
 いくら本を読まなくなったといっても、本好きの人も多い。どうやってぼくの本を買ってもらうかだ。
 先月、高田馬場の駅前の「芳林堂書店」という大きな書店のホールで、彩流社刊の『ゲイの誕生』という本の著者、匠雅音さんとぼくとで、トークショウをやらせてもらった。そのとき書店の人たちと、名刺を交換させてもらったが、親切でやさしくて、本に愛情を持っている人たちだ。
 この人たちに、本が出来上がったら訪ねて、どうしたら本が売れるのか、相談してみたいと思っている。
 ぼくも出版の仕事を長いこと続けてきたから、どうしたら本が売れるかということは、分かっているつもりだが、とにかく時代の変化はめまぐるしい。ネットも触ったことがない、相変わらず原稿用紙に書いていて、それに携帯電話ももっていないなんて言ったら、誰もがあきれかえってしまうだろう。
 しかし、本の内容が読む人の心を打つことができるかということが一番だ。自分で自分の書いたものをほめるわけにもいかないが、48年ぶりに読み返したのだから、客観的に読むことができた。見たもの、感じたものをそのままかざらずに書くこと。これは今、ブログを書いていることも変わらない。
 それに何よりも、妹の日記のすばらしさだ。死と向き合い書き続けた、その文章はすさまじい迫力がある。
 ネットを見てくれている人って、お金をだして本など買わないと、よく聞くが、ぼくのブログを読んでくれている人は、みんなぼくの本を購入してくれると信じている。
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マネージャーに許可をもらっています。
元気になった紀子と十朱幸代さん
第25回「伊藤文学と語る会」
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11月30日(土)午後12時~14時 ※途中参加・中途退出自由。
会場:下北沢一番街、カフエ「占茶」
住所:世田谷区北沢2ー34ー11 リアンビル2階 電話・03ー3485ー8978
会費:各自が飲食した分だけ。コーヒー¥380、ハヤシライス¥600
初めての方、女性の方、ご年配の方、お一人様、大歓迎!
お気軽なご参加を、お待ちしております。
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