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2014年7月26日 (土)

夏が終わったのに咲いている最後のバラ

「朝日新聞」の購読をやめてしまって、今は「東京新聞」だけにしてしまっている。やはり「朝日新聞」は読んでいないと困ることがある。
 
 ぼくはシャンソンが好きで、7月14日の「巴里祭」の前後に、NHKホールで催される「シャンソンの祭典・巴里祭」(今年で52回)には、十数年来、女房と2人で聴きに行っている。
 
 若い頃から応援してきた歌手の「クミコ」さんが、7月13日(日)に出演するというので、その日のチケット手に入れた。
 ゲストに永六輔さんと、宝塚の男役でトップスターの麻実れいさんも出演する。
 
 永六輔さん、昨年も車椅子に乗って出演されたが、ろれつが回らず、何をしゃべっているのかわからなかったが、今年はハッキリとしゃべり、歌まで歌われた。
 話の中で「巴里祭」が、俳句の歳時記に入ってると驚かれて、何句か俳句も詠まれた。
 
「小笹寿司」という江戸前の名店が、ぼくの家のすぐ近所にあって、そこで知り合ったのが、「巴里祭」の演出家、高平哲郎さん。
 高平さんの奥さんは、十数匹も飼っている犬の散歩の途中で、よく出会い、親しくさせてもらっている。
 
「巴里祭」の舞台美術は朝倉摂さんが担当されていたが、今年の3月に亡くなられてしまった。
 
 この「巴里祭」を主催されていた、石井好子さんもこの世を去り、ベテラン歌手の高英男さん、芦野宏さんの歌声も聴くことはできない。
 
「男の隠れ家」というべきカフエ。下北沢南口の路地の突き当たりに「器と珈琲・織部下北沢店」が、つい最近オープンした。
 下北沢南口商店街の裏通りの横丁を曲がって、また路地の突き当りにひっそり建っている三階建ての一階だ。
 
 最近、どこの店もすぐに撤退してもいいように、内装にお金をかけないが、この店は違う。椅子もゆったりとして、いつまでも座っていたいぐらい。
 トイレも狭苦しい店が多いが、広くて赤ちゃんのオムツを替える道具までついている、豪華なトイレだ。タバコを吸えるコーナーもある。
 
 ここの店には「朝日新聞」「日経新聞」が置いてある。ぼくの目当ては「朝日新聞」をお客がいない店でゆっくりと読めることだ。
 
 本当のところ、ブログに書いてたくさんのお客さんが来てくれて、がやがやするお店になってほしくはないので、紹介したくはなかった。
 
 いまどきの若者は、100円ショップで陶器類は買って使っているだろうが、織部焼きの陶器類が、ずらっと展示即売されているから、見るだけでも楽しい店だ。ぼくはお箸を買い求めて、食事をしている。
 
 さて「朝日新聞」の一面下段の「天声人語」ベテランの記者が書かれているのだろうが、昨夜聞いた永さんの歳時記に収まっている言葉に「巴里祭」があるという話が書かれている。
 
 昨夜もフィナーレは、出演歌手みんなが歌う、映画「巴里祭」の主題歌、これを聞くと青春が蘇ってくるようだ。
 愛らしい花売り娘役で主演したアナベラを朝日新聞は、パリ郊外でテリア犬と暮らす、家に取材したことがあるそうだ。
 
 その時アナベラは83歳、「私は夏が終わったのに咲いている最後のバラ」と話したとか。歳は取りたくない。ぼくも同じ思いだ。

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