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2014年8月23日 (土)

半世紀の年月をかけ、裏方が表舞台に!

 最近は連日のように、カフエ「織部下北沢店」に通いつめている。息子のような奥村店長の人柄に惚れたというか、以前はデザインの仕事をしていた方で、話し相手になってくれるので……。
 
 本当のところは、ほとんどお客が入ってこないから、店長と長話ができるということだ。こんな贅沢な空間、落ち着いた店は、下北沢にないから、知られてくれば、お客が詰めかけるだろう。それまではぼくの隠れ家にしておきたいものだ。
 
「朝日新聞」と「日経新聞」が置いてあるので、それを読ませてもらっている。8月10日の「朝日新聞」朝刊の小さな記事に注目した。
 
「一途に半世紀 ついに!! 斬られ役、初出演で2冠 カナダの国際映画祭 福本さん「落ち着かない……」」という見出しだ。
 
「太秦ライムライト」を撮影中の福本清三さん」と、説明がつけられ剣を構えている福本さんの髪を振り乱した、険しい顔つきの写真が載っている。
 
 ほとんどの人が、福本清三さんの名前を知らないだろう。ぼくだって名前を知ったのはこの記事を読んだからだ。
 
 ぼくは朝起きると、時代劇専門チャンネルを見る。8時からは、松平健主演の「吉宗評判記 暴れん坊将軍」を、9時からは、高橋英樹主演の「桃太郎侍」、10時からは、加藤剛主演の「大岡越前」と、それで午前中は終わってしまう。
 
「大岡越前」のプロデューサー、西村俊一さんは、世田谷学園の同期生、西村輝成くんのお兄さんなので、親しみを持って見ている。
 
 古い時代劇は、東方や松竹で活躍した映画監督たちが、テレビの時代に移ってきて、時代劇などの監督をしているのだから、作品の質は高い。
 
 福本清三さん、時代劇の斬られ役専門で過ごしてきた方だ。
 
「カナダ・モントリオールで7日まで開かれたファンタジア国際映画祭で、落合賢監督(31)の「太秦ライムライト」が、シュバル・ノワール賞(最優秀作品賞)を、主演した福本清三さん(71)が、最優秀主演男優賞を受賞した。同映画祭で日本人の同賞は初めてで、史上最年長の受賞。
 京都、太秦の撮影所を舞台に、時代劇の「斬られ役」として生きてきた男と、師弟となる女優の交流を描く。福本さんは半世紀以上「斬られ役」一筋で活躍し、今作品が映画初出演。「信じられない。何かの間違いのように思われ、落ち着かない気持ちでいっぱいです」とコメントした。」
 
「暴れん坊将軍」最後の7、8分か、悪人たちが「こんな所に上様が来るわけがない、斬れ、斬れ」と叫ぶと、20人(もう少し多いかも。数えられないと)ぐらいの侍が駆け寄ってきて、上様に斬りかかる。
 
 その中の1人が「斬られ専門」の福本さんだ。福本さんの顔は、その中でも目立つ顔だ。上様に斬られて倒れる。それだけの役だが、福本さん、セリフをしゃべる役も、たまにはあった。
 
 福本さん、斬られて倒れる時、他の斬られ役の人たちは、前屈みに倒れるのだが、福本さんだけは、後ろにのけぞって倒れることができる、ただ1人の人だということを、テレビで見た記憶がある。
 
 最近、NHKでも時代劇の作品が増えてきているようだ。時代劇は制作費がかかるので、どこの局でも敬遠しているようだ。
 
 高齢化の時代、年配者は時代劇を見てる人が多いのでは。時代劇を制作する裏方の人たち、みんなどうしているのだろうか。福本さんの受賞は、多くの裏方の人が喜んでいるに違いない。本当に嬉しい話だ。-

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