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2014年9月15日 (月)

ロシアという国は恐ろしい!

「2014年の9月5日、ウクライナ東部をめぐるウクライナ政府と、親ロシア派による5日の停戦合意を受けて、6日、ドネック、ルガンスク両州で、大規模な、戦闘の発生は伝えられていない」と、東京新聞は伝えているが、ロシアのプーチンが停戦を守るかどうかは、信用ができない。
 
 広島、長崎に原爆が投下され、日本が連合軍に対して、無条件降伏する8月15日の直前、ロシア軍は、1945(昭和20年)8月、日ソ中立条約を破棄して、日本の植民地支配下にあった、朝鮮半島の北東部に侵攻した。
 
 続いて北緯三八線以北の北朝鮮各地に進駐、日本が築き上げた発電所などの施設を次々に撤去し、ドイツとの戦争で疲弊した本国へと運び去る。
 
 ソ連兵は戦利品として、あらゆる物資を現地調達した。その結果、略奪行為が横行し、在留邦人を苦境に突き落とした。
 
 9月3日の東京新聞は、「ソ連兵の横暴、物資根こそぎ略奪」と題して、長い記事でロシアの横暴さをくわしく報じている。 
 北朝鮮には当時、陸海合わせて約12万人の日本軍が駐屯していた。ソ連軍はその武装解除を行うと、使役のためシベリアに続々と連行。さらに朝鮮総督府の官吏や警察官も拘束した。
 
 満州や北朝鮮にあった資材や、機械類を根こそぎ取り外しては貨車に載せ、本国に送った。
 東洋一とうたわれた水豊水力発電所もその一つ。約3千人のソ連兵が約2ヶ月間作業し、7基あった発電機のうち、5基を解体して持ち去った。
 
 最初に進駐してきたソ連兵の様子には、多くの在留邦人が度肝を抜かれた。汗と埃にまみれたボロボロの軍服と軍靴。食糧として携帯してきた黒パンを時に枕にし、地面に座るときには尻の下に敷いていた、という話もある。
 
 この記事の最後が重要だ。
 
「ソ連兵の横暴は略奪にとどまらなかった。長い戦争の間、極端な耐乏生活を強いられた彼らの凶暴性は、何よりも女性に対して、むき出しにされる。」と、ここで終わっているが野獣のようなロシア兵に、在留邦人の日本人女性がどんなことをされたかは、想像がつくだろう。
 
 昭和31年(1956年)11月10日、第1刷発行のわが第二書房の三上綾子著『匪賊と共に・チチハル脱出記』は、想像するだけでも恐ろしい、日本女性の悲惨な話が、克明に描かれているノンフィクションだ。
 
 この本は発売されるや、『週刊新潮』が、4、5頁使って、特集で紹介してくれた。その効果たるや絶大で、頭をペコペコ下げて取次店の仕入係に部数を多くとってもらおうとしていたのが、逆になって仕入れの人が、下北沢のわが家まで、ぜひ、多く回してくれと頼みに来たのだから、驚きだった。
 
 この本はノンフィクションといっても、多くはフィクションで、オーバーに書いたものと思っていたが、東京新聞の記事を読むと、この本に書かれていることは、真実だったと確信する。
 
 この本を紹介しようにも、あまりにも悲惨な話で、とても書く気にはならない。
 中国に進駐した日本軍も、ロシア兵と同じようなことをしたに違いない。とにかく戦争は人間を異常にする。絶対に戦争をしてはいけない。
 
 ロシアの人って、シベリアに住んでいる人たちなどは、みんな素朴で人のいいひとたちだろうが、プーチンはじめ、指導者が何を考えているのか。北方領土など、日本に返す気はさらさらないのでは。ウクライナのことを考えるとそう思えてくる。

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