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2014年10月13日 (月)

女房の陰毛を何十回も剃って!

 今から31年前、1983年の『薔薇族』98号の「人生薔薇模様」の読者投稿欄に載っていた、神戸の境浜男さんからの投稿だ。
 
「イスラムでは毎週金曜日には、陰毛を剃らねばならぬことが戒律で決められているとか。1日5回、メッカの方向へお祈りする人たちは、口ひげをのばしているが、下の方はツルツルということになる。
 
 われわれは口のまわりや、頬は剃って、ツルツルでないと無精ヒゲだが、下の方は剃らない。逆になっている。
 
 この頃の若い女性は、ほとんど腋を剃っている。たまにモジャモジャを見ると、なんとも不潔、不快になってくる。しかし、男の脇毛は、べつに不快に思うことはない。
 
 江戸時代のサカヤキも同じことが言える。恐らく中高年のハゲが髪を結んだ状態を「成人」として若い男が真似たもので、オデコからテッペンまで剃り上げたものだろう。若い男では、すぐに毛がまた生える。モジャモジャは見苦しいと、ツルツルに剃りたてたのが、サカヤキのはじまりだと思われる。
 
 ホモビーチで褌をしたピカピカの褐色肌をした男たちの中には、陰毛を剃っているのが案外いる。
 チョロチョロと黒い縮れ毛が、白い褌からはみ出しているのは、なんとも卑猥でよくないという。
 実際に褌をしていると、小便をするときにペニスをつまみ出す際、毛を引っ張ることが多いし、仮性包茎があると、毛を巻き込んでしまう。よくトイレのアサガオに陰毛が落ちているのを見るが、まったく卑猥な感じがする。
 
 六尺褌を常用し始めてから、毛が邪魔になるので、3センチくらいのショートカットにしていたが、三角褌にしてからは、結局剃ってしまうほうが手っ取り早いし、簡単なので、月一回、散髪をした晩に風呂場でやっている。(後略)」
 
 ぼくも胆石の手術をした時と、左ひざに人工ひざを入れる手術をしたときに、看護婦さんにカミソリで陰毛を剃られたことがある。看護婦さんって、仕事とはいえ、ご苦労なことだ。
 少しのびてきたときの感触って、もう忘れているが、チクチクして妙な感触だった。
 
 体操競技の男性選手は、脇毛は剃っていない。鉄棒から着地したときに、腕を上げると、テレビの画面に脇毛が映し出される。それは卑猥でもないし、むしろセクシーさを感じさせる。
 
 ぼくの先妻の舞踊家、ミカは世田谷区立松沢中学の体育教師を10年間勤めていたが、「伊藤ミカ・ビザール・バレエグループ」を結成し、フランスの地下文学の最高傑作と評されていた『オー嬢の物語』を舞踊化、1967年、新宿厚生年金会館の小ホールで公演したが、そのとき舞台でくさりにつながれ全裸になった。
 
 公演の前夜、ミカの陰毛をぼくが剃り落とした。そのときが最初で、それから翌年の『愛奴』、そして赤坂のクラブ「スペース・カプセル」で、毎週1回のショウを続けるようになってからは、「私は皮膚という衣装を身につけて踊っている」と言っていたぐらいだから、ミカにとって裸は自然のことだ。
 
 ミカの陰毛を剃る仕事は、ぼくにとっては理髪師が髪の毛を切るのと同じくらい当たり前のことになっていた。
 
 考えてみたら、女房の陰毛を何10回も剃っていた亭主っていないだろう。ツルツルになった、アソコを見たときの気持ちって、50年も前のことだから、カゲロウのようにしか思い出すことはできないが……。
 
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20141012

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