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2014年10月27日 (月)

「葉巻」は紳士のステイタス・シンボル!

 11月28日から、12月7日まで、渋谷の「ポスターハリスギャラリー」で催される「文ちゃん<伊藤文学>のアンティーク・コレクション蚤の市」で展示、販売される品々を紹介していきたい。
 
 2003年の9月に渋谷の「たばこと塩の博物館」で催された「シガーラベルの世界=葉巻の箱の小さな芸術」を見に行き、解説書をもらったので、それがどんなものかが、よく理解できた。
 
 それ以前にアメリカ人のジョージ・リンチさん(ゲイの人)から、シガーラベルを譲り受けていたので、その存在も知っていたし芸術性が高いことも承知していた。
 解説書から引用させていただくが、「葉巻」といってもどんなものか知らない人が多いだろう。
 
 葉巻は高価なもので、お金持ちの人しか吸うことはできなかった。アメリカの西部劇の映画を見ると、将軍の部屋の机の上に、マホガニーの箱に入れられた、葉巻が置かれていた。
 後楽園ホールの入り口に、試合前のプロレスのジャイアント馬場が、椅子に座って葉巻をくゆらせていた姿を忘れることはできない。
 
「葉巻を入れた箱の蓋の裏側には「ビュー(View)」と呼ばれる美しいラベル=シガーラベルが貼られていた。
 かつては18世紀末に生み出され、19世紀を通じて発展していった、石版印刷技術により製作されたシガーラベルが主流を占めていた。
 
 とくに1890年代から、1920年代にかけて製作されたキューバや、アメリカのシガーラベルには、当時絶頂期にあった葉巻産業を象徴するかのように、豪華で華麗なものが多く見られる。
 より高価に見せるために、金箔を多く使っているが、時が経ってもその輝きを失せることはない。
 
 いかに人目を引きつけるかを考えて、製作されたラベルには、有名な人物の肖像、風景、動物、あるいは葉巻の愛用者が主に男性であったことから、美しい女性が描かれたものなどがあり、その内容は非常にバラエティに富んでいる。」
 
 スペインに葉巻が広まっていくのは、18世紀後半になってからのことで、セビリアに創設された王立たばこ工場(1728年竣工)では、本格的・独占的に葉巻の大量生産がはじめられるようになった。
 ちなみに、このセビリアのたばこ工場は、フランスの小説家メリメの『カルメン』の舞台として知られている。
 
 このシガーラベルの分厚い参考書が25年前に出版されている。その中には、印刷の仕方や、印刷工場が載っているが、広大な印刷工場だ。
 キューバや、アメリカの「葉巻」が、上流階級、特に紳士たちのステイタス・シンボルのひとつとして、広くたしなまれるようになっていた。
 
 欧米ではコレクターの層が厚い。日本とは比べ物にならないが、これらは日本人の目に触れる機会が少なかったのだから、仕方がないことだ。
 パリのレストランのシェフが使ったメニュー、カルフォルニアのフルーツ・ラベル、パリの古いデパート「ボン・マルシェ」がお客にくばっていたかわいいカード。
 戦前の軍隊の兵士たちが、かぶっていた帽子。どんな「いい男たち」が使用していたのか、想像するだけでも楽しい。
 
 19世紀初頭の「絵葉書」など紙物の種類が多いから、集めるのは楽しいが、みんな中途半端になってしまった。こんなものを集めるより、ネットにかじりついていた方が、楽しいのかもしれないが……。
 
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★写真はキューバのシガーラベル。天地16センチ、左右23センチ。

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