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2014年10月11日 (土)

時代劇は生き残れるか?

 高橋英樹主演の「桃太郎侍」、加藤剛主演の「大岡越前」を時代劇専門チャンネルで見終わったばかりだ。ぼくは時代劇にはまっている。
 
 民放はくだらない、お笑い芸人ばかりの番組で見るものはない。日本テレビの「笑点」台本通りにしゃべっていて、マンネリもいいところだけど、年配者が笑える番組は、これしかないのだから、ついつい見てしまう。
 
 2014年9月30日の朝日新聞の朝刊を、カフエ「織部」で読んで、これはブログのネタになると、店長に頼んでもらってきてしまった。あと日経新聞も置いてくれているが、ぼくのために置いてくれているようなものでお客さんは携帯ばかり見ているのだから、置くのはやめたほうがいいとさえ思ってしまう。
 
「耕論・時代劇は生き残れるか?」という、一ページを使って、俳優の中井貴一さん、文芸評論家の縄田一男さん、コラムニストのペリー荻野さんから記者が話を聞いてまとめている。
 
 荻野さんも書いているが、「いま売上が順調に伸びているBSも柱の一つは時代劇。関係者に聞くと「みんな時代劇が強い」って言う」
 こんな時代の流れから、この記事が生まれたのだろう。
 
 中井貴一さんは、「なぜ、こだわるのか。演じる者として言わせてもらえば、時代劇には現代劇では作りにくい想像力という魅力があるんです。
 
 登場人物の背景に、どんな社会や組織があったか、苦難や戦いにぶち当たって、どう考え、どうしのごうと努力したか、見る人の中に、どれだけ想像をかきたてられるかが役者の腕の見せどころです。
 
 とりわけ、想像してもらいたいことの一つに「侍の心」があります。」
 
 縄田一男さんは、批判的で「脚本が弱いのです。実力より人気優先で配役を決め、万人にわかりやすい物語を届けている。目の肥えた視聴者を馬鹿にしていると、いわざるをえません。
 
 いま、殺陣をこなす俳優がどれだけいるのか。きちんと学ぼうとする俳優も減り、学ばなければ時代劇俳優として認めないという空気も失われている。マンガのようなCGでお茶を濁しているだけです。」
 
 最近のNHKの時代劇など、すべてが安っぽくて見る気がしない。
 
 ペリー荻野さんは、「時代劇はじつは強い。それは時が流れてもくさらないからです。
 時代劇は違う。たとえば今日見た「御宿かわせみ」は、30年以上前の作品なのに、全然古くさくない。人間をきちんと描けた作品は、いつまでたっても面白い。」
 
 ぼくは「鬼平犯科帳」「剣客商売」「江戸の旋風」などを多数監督した高瀬昌弘さんに世田谷文学館で出会えたことを幸せに思っている。
 
 高瀬さんの書かれた本の出版記念会に招かれて、鬼平に出演していた、江戸家猫八さんと出会い、女優の久我美子さんとは、ツウショットの写真をとらせてもらった。憧れの人だったので、今でも机の上にかざって眺めている。
 
 鬼平犯科帳を見て感動したという手紙を出すと、高瀬さんから、こんな手紙が返ってくる。
 
「あの作品は、プロデューサーの市川さんと原作の池波さんとの結びつき、市川さんとシナリオライターとの永い、永い付き合いと、人と人とのつながりがあっての作品でした。
 
 松竹京都の一流メンバー、私も一本、一本楽しく仕事ができました。恐らく二度とあんな作品はできないでしょう。職人たちの集まりでした。」
 
 これらの作品にたずさわった、職人たちがバラバラになってしまっているのだから、時代劇は残念ながら生き残れないのでは……。
 
20141004

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