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2014年10月 6日 (月)

創刊号50万部が発売即日完売の雑誌から!

 日本に住む同性愛者は幸せだ。日本には同性愛者を罰する法律など、一切ないのだから。
 
「東京新聞」が毎週金曜日に、「世界の街・海外リポート」という、各国に駐在している記者からのリポートを載せている。
 
 短い記事だけど、いろんな国の街の様子がなんとなく読み取れるので、ぼくは毎週、楽しみに読んでいる。
 
 エジプトのカイロからの「同性愛 医学で判別?」というリポートに注目した。
 
「エジプトで同性愛者の結婚式を撮影したとされる動画が最近、インターネット上で拡がった。動画には、友人らが歓声を上げる中で指輪を交換する男性二人が映っている。
 
 エジプトでは、法的に同性愛が禁じられているわけではないが、宗教的背景から社会的には認められていない。
 AFP通信などによると、検察当局は、動画に映っていた16人のうち、指輪を交換していた男性2人を含む、9人の身元を突き止め、背徳行為の容疑などで拘束した。
 
 当局は全員に同性愛者であるか否かがわかるとする医学的検査を受けさせた。その結果、いずれも同性愛者ではないことが判明したという。(後略)」
 
「医学的検査への疑問の声も聞こえてこない」と記事はしめくくられているが、同性愛者と判別する医学的検査って、どんな検査なのか、分かるわけがないのに、エジプトの人が疑問視しないというのも変な話ではある。
 
 医学的ではないけれど、同性愛者であることを判別するというテストを考案した男がいた。そのとんでもない男は、伊藤文学だ。
 今でも集英社から『週刊プレイボーイ』は刊行されているが、『月刊PLAYBOY』は、姿を消している。
 
 毎日新聞社刊の『毎日ムック・戦後50年』の1975年(昭和50年)今から39年前の頁を見ると、『月刊PLAYBOY・日本版』創刊50万部即日完売と書かれている。
 
 アメリカの美人のヌード写真が、カラーでふんだんに使われている。アメリカのプレイボーイのオーナーの美人に囲まれた生活ぶりをテレビで見て、うらやましく思ったものだ。
 
 蝶ネクタイをした、うさぎのマークが街にあふれたことがある。こんなスゴイ雑誌の日本版第6号に、ぼくは原稿を依頼されたのだ。
 
 女のヌードを好む男性が見る雑誌に、なんで『薔薇族』の編集長が登場したのか、今見てもその真意は、よくわからない。
 
『薔薇族』が創刊されて、4、5年経った頃で、その存在がマスコミの間でも注目されていたからか?
 
「もしかして、あなたもアレかもしれないぞ! やってみよう……」そして、タイトルが「ホモセクシャル・テスト」
 
「このテストには、学問的な裏付けは、まったくないのです。ぼくは4年ほど前に、日本で初めてホモ専門誌『薔薇族』を創刊し、今日に至るまで、千人を越す読者に会い、数千人の人たちと電話で話をしました。そして雑誌を出し続けてきた過程から、その体験で割り出し、肌で感じた、ぼくのうそ偽りのない体験的ホモセクシャル/テストというべきものです」と、書き出している。
 
 これは間宮浩さんという、ゲイの世界の生き字引のような人の智慧を借りて作成したものだ。
 
 テストの問題は、たわいないものだが、当時のゲイの人たちの状況を4頁も書かせてくれたのが救いと言えよう。
 
 創刊号の50万部が、即日完売なんて、夢のような時代。いい時代に出版の仕事を続けてこられたぼくは幸せ者だった。
 
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Hermes constance belt purseforum 創刊号50万部が発売即日完売の雑誌から!: 伊藤文学のひとりごと

投稿: Reference | 2014年10月29日 (水) 09時39分

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