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2014年11月17日 (月)

バイセクシュアルを考える!

 とんでもない告白をしてしまって、「バイセクシュアル」のことを書こうとしたのに、脱線してしまった。
 
 あの老人好きの坊さんに、ぼくは感謝している。いい経験をさせてもらったと。
 
「LGBT」と名づけた人って、「B」のバイセクシュアルの人の実態を、どう考えておられるのか。
「B」の人が、この世に何人ぐらい存在しているのだろうか。これは男性だけでなく、女性にも、男性と女性を同じように愛することができる人がいるということに違いない。
 
 ぼくは同性愛の雑誌『薔薇族』を1971年に創刊させて、多くの読者と知り合うことができた。
 ゲイの世界って、知れば知るほど奥が深いというか、複雑だ。
 
 男が好きな男だということは、自分でははっきり分かっているのだろう。女性を愛するということはない。だからといって、男とセックスすることにもふみきれない。
 一度でも男セックスしてしまえば、もう元に戻れないという恐さがあるからそれもできない。ひとりで処理するしかないのだ。そのまま歳をとってしまっている男性に何人か会ったことがある。
 
 ぼくの家に訪ねてくる男性も、初対面で、「ぼくはゲイですが」という人は少ない。たいがいの人が「ぼくはバイセクシュアルです」と言う。
 
「バイセクシュアル」という言葉は、なんともかっこいい響きを持っている。ぼくが『薔薇族』を創刊した頃の時代は、ゲイであっても女性と結婚しないわけにはいかなかった。
 両親は孫の顔を見たいと思うだろうし、会社の上司に結婚をすすめられる。30歳を過ぎて、結婚しなければ「あの人、おかしいのでは」と言われるし、女性にしても25歳過ぎても結婚しないと「売れ残り」と言われた時代だった。
 
「結婚」の問題が読者にとっては人生の最大の悩みだった。どうしても女性と結婚できない人もいたが、多くの人は女性と結婚し努力して性をして、子供をもうけているのだから、当時の男性はがまん強かった。
 女性にゲイだと知られたり、性生活がうまくいかず離婚する人も多かったようだ。
 
 時代が変わって、いろんな理由で、男も女も結婚しない人が増えてしまったから、ひとりでいても変に思われることもなくなった。
 なんとか奥さんとも性をし、男性とも付き合っている人もいる。そういう人をバイセクシュアルというのだろうか。
 
 人間、だれもが自分の心の奥底までは分からない。心臓だってひとりでに動き続けている。
 
 意味もなく女性を殺してしまう男がいる。テレビの取材班が、犯人の友人や知人に、インタビューすると、口をそろえて「まさかあの人が」とか「あんなに愛想のいい人が」と答える場面をよく目にする。
 人間、外見だけではわからないものだ。
 
「例外」ということもあるから、この世は広い。男も女も同じように愛せる人がいないとは断定できない。しかし、少ないことは間違いない。
 
 ぼくは結論的には、バイセクシュアルは存在しない、最初は女性を愛していても、いずれは男の方に行ってしまうものだ。ただ女性の場合は、からだが受身にできているから男性との結婚生活を続けているのだろう。まして子供がいれば……。
 
 バイセクシュアルというあいまいな言葉、これはある意味で、ゲイの「逃げ場」だ。「あの趣味が」ということと同じで、あいまいだからいいということだ。
 
★コメントを寄せてください。必ず読みます。

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コメント

私もバイと言ってる。54になり男色に浸り、やめられない。

投稿: こう | 2015年1月12日 (月) 18時32分

あらら???
文学先生 告白しちゃったんですね
3人だけの墓場までもっていく秘密にしようと
思ったのに‥
来月上京いたします

投稿: 文学翁を慕う坊主より | 2014年12月22日 (月) 11時22分

「女性と結婚しても、最後は男にいく」に笑ってしまいました(笑)。確かに。
井原西鶴の好色一代男ですら、最後は女の島を目指したように、きっと最後はどちらかしか残されないようになってるんでしょうね。人間は。
でも、「あいまいだからいい」という言葉にも、共感しました。

投稿: 金曜日のユカ | 2014年12月 5日 (金) 20時30分

20130511<今週の文学さん>(http://youtu.be/2wwGD5qVufI)でも、「バイセクシャルは有り得ない」と発言されていましたね。
昔はゲイの人でも、我慢しつつも女性と結婚して、セックスをして子どもを作っているから、ゲイの人が女性とセックスが出来ていない訳では無いので、単に男とも女もセックスをするというだけでは「バイセクシャル」と認めてくれないようですね。
でも、この記事の冒頭にも書いてある「男性と女性を同じように愛することができる人」、つまりバイセクシャルは存在すると思います。「なんとか奥さんとも性をし、男性とも付き合っている人もいる。そういう人をバイセクシュアルというのだろうか。」というのも、男性と女性を同じように愛していれば、文學さんの言うとおりバイセクシャルと言えると思います。
バイと言っていた人が後で実はゲイでしたという事が多かったというご経験から、そのようなお考えに至るのは無理もないことですが、個人的なことですが、自分の存在を否定された感じがして悲しいです。

投稿: | 2014年11月27日 (木) 01時53分

初めまして。都内在住の29歳の男性です。
バイセクシャルについてですが、私個人としては、人間は本質的には全員バイセクシャルなのではないかと考えています。私自身、自分の中に女の自分と男の自分がいて、女の自分は男に愛されたい、男の自分は女を愛したいと思っています。ただ、皆さんは社会的通念とか、生殖とかそういった都合上、生まれ持った体の性で異性を愛するのが正しいと信じ込まされているだけではないかと。
できればもっと文章を書きたいのですが、今回はここら辺にしておきます。

※以前、内藤ルネさんや中原淳一さんの話が出ていましたが、私もお二人の絵が好きです。

投稿: 月影 | 2014年11月22日 (土) 15時55分

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