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2015年1月19日 (月)

『芸術新潮』を警察は発禁にできるか!

 今の世の中、誰も気づかないようなことを研究したり、カメラマンだと誰も撮らないような写真を撮らないと話題にならない。
 2012年、新潮社から『股間若衆=男の裸は芸術か』という本が出版され、多くの新聞が紹介し、本も売れた。
 著者は東京大学文化資源学研究室教授の木下直之さん。ニコニコ動画で、木下さんと異端の女流画家と、ぼくとで生番組でおしゃべりさせてもらったことがあり、それから何度かお会いしている。
 
 新潮社刊『芸術新潮』1月号「特集・月岡雪鼎の絢爛エロス 肉筆春画レボリューション」。春画もすごい迫力だが、木下直之さんの「2014年夏のそして冬の性器をめぐる2、3の出来事・股間著聞集」、股間の話題なら木下先生、黙ってはない。8ページを費やしての警察への告発状ともいうべき、檄文をぜひお読みください。
 
 法の番人であるわいせつ物取り締まりの警察室の方々も、眼を光らせている。警察はいかがわしい物の多くを摘発することは困難だから、目立つものを見せしめとして摘発する。
 『薔薇族』は、4回も発禁処分を受けたが、他誌は一度も発禁処分を受けていないことでも理解できる。目立つものを発禁処分にすれば、他誌は自ずと自粛するからだ。
 
 木下さんは「ろくでなし子」のことを書いている。
 
「こんなふざけた名前の小娘(テレビニュースで見たらそう見えた)にお灸をすえれば、世の話題となり、現代日本の乱れる性風俗を少しは清く正しく美しい方向へと導くことができるだろうと。」
 
 2014年7月12日の朝に、突然、ろくでなし子さんは警察によって自宅で逮捕された。しかし、今のところ起訴されていないようだ。恐らく罰金で済むのではないか。
 
 木下さんはもう二つの出来事を書かれている。あまりに長いので紹介しきれないので、雑誌を買って読んで欲しい。
 
 パリのオルセー美術館で行われたルクセンブルク人芸術家デポラ・ドウ・ロベルティスさんによる自主パフォーマンスだ。
 クールベの絵(世界の起源)の前にどっかりと腰をおろし、クールベのそれは開き方が足りないとばかり、自らの性器を思いきり開いて見せたのだ。(この写真は『芸術新潮』に載っている。)
 
 インターネットでその様子を撮影し、載せられるや、瞬時に世界を駆け巡ったが、パリの警察は逮捕せずに、事情聴取をしただけだ。日本の警察と違ってわいせつ物に対しては、パリの警察は大人だ。
 
 もうひとつの出来事は、愛知県美術館でのこと。匿名の市民の通報から、開催中の「これらの写真」展、この中の弾性ヌードに取り組んできた鷹野隆大さんんお作品を警察は、陰部を露出している部分を隠せと言ってきた。
 結局は紫色の布で、その部分を隠して、展示を続けたようだ。その問題となった二人の男性ヌード写真を『芸術新潮』は載せている。
 
 本来なら発禁処分にすべきだろうが、『芸術新潮』なので、取締当局は踏み切れないのだろう。
 
 肝心のぼくの先妻の舞踊家、ミカのクラブ「スペースカプセル」での「静かの海の恐怖」と題してのショウ写真をTシャツにしてくれた人がいる。
 下北沢駅前の「ヴィレッジヴァンガード」が、そのTシャツを展示するコーナーを設けてくれた。なんとしても売らねばならない。ぜひ、ご協力をお願いしたい。
 
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コメント

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投稿: Brad | 2015年2月14日 (土) 22時19分

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