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2015年2月 9日 (月)

中国のゲイの男性を応援しよう!

 中国には4000万人もの同性愛者がいるそうだ。この数字は男性同性愛者のみの数だろうか。レズビアンは数の中に入っていないのか? なにしろ13億人もの人口をかかえた国だから。
 
 2015年1月31日の「毎日新聞」の夕刊に、「多様性の行方」と題して小さな記事が載っていた。
 恐らく中国では、同性愛は違法とされているに違いない。この記事を読むと、日本の40年ぐらい前の話のように思われるが、勇気ある人が現れて、少しつづ世の中を変えていくのだろう。
 
「中国広東省の裁判所で先週、ある訴訟が結審した。同性愛者の男性がゲイであることを理由に解雇されたとして、勤務先のデザイン事務所を訴えた裁判。
 男性は昨秋、路上でゲイの男性と口論になったのを誰かが撮影した動画がネット上に流れ、それを知った会社に解雇された。
 同性愛を理由にした職場差別を巡る中国初の訴訟とされる。
 
 会社側は男性の勤務態度を理由にしたが、社長は「(同性愛を)同僚や顧客がどう感じるかを考慮した」と漏らしたという。
 中国には約4000万人の同性愛者がいるとされるが、偏見は根強い。職場で受け入れられた人もいるが、多くは隠している。男性は「社会公正を求める」として提訴した(後略)」
 
 勇気ある男性が中国にもいたものだ。恐らく中国では初めてのことではないか。
 記者は「裁判は、中国の司法が社会の多様性をどう考えるのかを測るリトマス試験紙になるだろう。判決は今春にも出る見通しだ。」と結んでいる。
 
 デザイン会社だそうだが、もしかしたら社長もゲイかもしれないし、社員も多く使っている会社なら、まだ他の社員の中にもいるかもしれない。デザインの仕事をする人には、ゲイの人が多いと言われているからだ。
 
 中国のゲイ社会をおくれていると批判することはできない。日本でもエイズに感染したことを会社側に知られ、クビになったというニュースを聞いたのは、つい最近のことだ。
『薔薇族』を創刊した頃の日本は、ゲイの人は会社という組織の中では生きづらかった。
 銀行などでは結婚していないと、出世できなかった。あの人はゲイではないかと、陰口されたら耐えられずに、職場を変えてしまったという話はよく聞いたものだ。
 
 美輪明宏さんが『薔薇族』創刊200号のときに寄せてくれた「自殺した友よ いま一緒に乾杯しよう」の言葉を忘れることはできない。
「彼は戦後には珍しく広い庭のある邸に住む、由緒ある家柄の一人息子であった。清らかで優しく、おとなしい善良な人柄であった。ある日、彼がホモであることが家人にばれ、親族会議に掛けられて恥をかかされて、首を吊って自殺したのである。
 
 鼻水も糞尿も垂れ流して、便所のはりにぶら下がっていた、その人の姿を見て私は誓った。「この人の死を決して無駄にしてはならない」と。そして私は親族たちに向かって叫んだ。「人殺し! あなたたちが彼を殺したんだ。死ぬまで後悔するがいい。私はあなたたちを死ぬまで呪ってやる。絶対に許さない! 人殺し!」」
 
 美輪明宏さんの怒りに満ち溢れた言葉。このような話はいくらでもあったに違いない。
 
 日本のゲイに対する偏見は、少しはなくなってきたのか。まだまだ日本でも隠し通している人が、沢山いるようでならない。
 ひとつの偏見をなくすという仕事は、長い長い時間がかかるということだ。

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コメント

伊藤様ご壮健のご様子お喜び申します。さて
このメセージですが一つ疑問が御座います。ゲイを否定致のではなく寧ろ支援いたすも昨今の若者たちを俳するにトテモ理解いたしかねます。肉欲に走りそれがゲイなどと申し居ります様です。誠の男色は人を愛し慈しみ慎ましく日々送ります。
自己中心的な方々が多く成りました。女装致し得意げにテレビに出演致したり。誠に嘆かわしくぞんじます。過ぎし日にお話し致した様に。芯のとった心愛する誠慈しみ強靭の魂を備えてこそと。大変失礼申しました。

投稿: | 2015年2月13日 (金) 11時56分

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