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2015年8月 3日 (月)

世田谷区も同性カップルを公認!

 ぼくが83年も住んでいる世田谷区が、渋谷区に続いて、「同性カップル」を公認することを、11月をめどに決めた。
 7月29日の東京新聞夕刊が、一面トップに「同性カップル世田谷も公認=区が公的書類発行へ」の見出しで報じた。
 
 1971年に日本で最初の同性愛誌を創刊させたぼくとしては、感無量といったところだ。これまでには半世紀近い歳月が流れている。
 アメリカは確かすべての州で同性婚が認められている。オバマ大統領の言うことをなんでも受け入れている安倍晋三首相は、今年4月の参院予算委員会で、「家族のあり方にも関する問題だが、憲法で結婚は「両性の合意」となっている。慎重に議論していくべきではないか」と答弁し、同性婚を認めるための法整備に否定的な考えを示している。
 
 アメリカではゲイの人たちが投票しないと選挙に勝てないことを知っているから、ゲイの人たちが望む同性婚を認めないわけにはいかないのだろう。
 かつて親しくしていたアメリカのゲイ雑誌「フロンティア」のオーナーのボブさんから、アメリカの大統領と握手している写真を送ってもらったことさえあった。
 電通のダイバーシティ・ラボが日本の成人約7万人を対象にした調査では、7、6%がLGBTに該当すると答えるそうだから、大変な数になることは間違いない。
 みんなが自覚し団結して行動するならば、政治をも動かす大きな力になるだろうが、そうは簡単にはいかない。
 
 安部首相は、多くの知識人、学者、マスコミの多くが連日のように憲法に違反していると抗議しているにもかかわらず、参院でも安全保障関連法案を強行採決しようとしている。
 オバマさんの言いなりになっている安部首相、同性婚を認める法律を作るぐらいなんでもないのでは。
 
 渋谷区がいち早く、同性カップルを公認するようにしたというが、ゲイのカップルや、レズのカップルが区役所を訪れて、どれほどのカップルが書類を発行してもらったのだろうか。まったく報道されていないから、その数字はわからない。
 ゲイであること、レズであることを公表してしまうことは、ものすごく勇気のいることだ。今まで隠していたことを公表することが果たしてできるのだろうか。
『薔薇族』の雑誌を書店で買うことに、読者がどれだけの苦労をしていたことか。それはそんなに古い話ではない。
 
 最近の話だが、「ラブオイル」を注文するのでさえ、何日の午前中にポストに入れてくださいと言ってくる人がいる。奥さんに知られてはまずいからだろう。
『薔薇族』の読者にはこんな人がいた。
 
「私にとって『薔薇族』は、心の友であり、心の支えでもあり、もっと突きつめて言うならば、恋人でもありました。
『薔薇族』創刊の年に、奇しくも私は管理職に栄進し、そのため単身赴任、家族との別居を余儀なくされました。
 以来、18年間、別居生活といっても、土曜日曜には家に帰り、妻もときどきは私のアパートにくるという生活……。
 その単身生活の18年間、この『薔薇族』が私の恋人でした。夜、この『薔薇族』と過ごす。アパートでの時間、単身赴任の味気なさを世の男性たちは言いますが、私にとっての単身赴任は実に都合がよかったわけです。」
 
 まだまだ、ほとんどのゲイ、レズの人たちは自分の性癖を隠して暮らしているのが現状だ。
 続々と区役所を訪れるカップルがいるようになるのは、いつの日のことだろうか?

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