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2015年8月29日 (土)

こんなこと書かないほうがいいのかとブレーキが!

 最近、こんなこと書こうと思っても、やめたほうがいいかなと、自分でブレーキをかけてしまうことが多くなってきた。
 中学1年生の少年と少女が殺されてしまった事件、テレビ報道番組が取り上げていて、犯罪心理学の先生が容疑者の心理を語っているが、的外れのことが多い。
 
 容疑者について、ぼくの意見をのべたいが、やめたほうがいいかと思ってしまう。今の時代、こんなことは書かないほうがいいかと思うことが多くなってきている。
 
「伊藤文学のひとりごと」のコーナーに「ポストの前で待っている君、ゴメンネ」という題で、こんなことが書かれている。1981年10月号だ。
 
「先日、こんなことがあったのです。関西に住む18歳の少年が文通欄にのせた。それに答えて16歳の高1の少年が手紙を出して、それからふたりの交際が始まったのです。
 
 両方とも一人っ子でした。そのうちに熱烈に愛しあうようになったふたりは、とうとう16歳の少年が自由を求めて家出してしまうという結末になってしまったのです。
 
 どう考えたって16歳の少年の方の両親は、たった2つ上とはいっても、年上の子がたぶらかしたとしか思いません。
 
 それから親同士の争いにまで発展してしまう。16歳の少年の親は、自分の子どもがホモだなんてことは信じないから、年上の子が息子を仕込んだとしか思わない。泥仕合が今でも続いている。
 
 なにもぼくは恐がっているわけではなく、お互いに未成年者同士では、どんなに本人同士が愛し合っているからといって、両親にそのことを理解させるのは難しい。
 未成年同士では話がこじれたときに、自分たちだけで問題を解決することは、まず不可能なことなのです。
 
 両親にしてみると、『薔薇族』というようなエロ本があるから、子どもたちが悪くなる、そうとしか思いません。
 かつて発禁処分になったときも、親の投書がきっかけでした。責任を避けるみたいだが未成年同士を紹介してあげることは難しい問題です。すごくぼくの立場が弱いとしか言いようがありません。
 男と男が愛しあうことが悪いことだ。非道徳的なことだという考えをなくさない限りはどうしようもありません。
 
 高校生諸君、なんとかいい方法を見つけて、君ら若い者同士が出会える方法を考えてあげたいと思っています。
 この間も新宿の「祭」に立ち寄ってみたら、夏休みなものだから、相変わらず若い子でムンムンしている。
 高2の子がぼくに話してくれた。「祭」が入っているビル(Qフラットビル。11階建)のエレベーターを上ったり、降りたり、やっと2階の一番奥にあるお店の扉をあけたのだそうです。
 もう今では4回目で、すごくハンサムなお兄さんと友だちになって幸せそうでした。「祭」に入るまでの廊下が長すぎると言う。かなり「祭」の扉をあけるまで、勇気がないと入れなかったようだ。
 
 東京に住んでいる若い子は、度胸さえあれば、こうして友だちを作るチャンスはあるけれど、地方にいる若い子はつらい。
 手紙が届くのを首を長くして待っている子が多かったのです。」
 
 文通欄でしか、相手を見つけることができなかった時代、それこそいろんな物語があった。
 ネットですぐに相手がみつかる今の時代、首を長くしてポストの前で何日も何日も待っていた時代、どっちがよかったのか。ぼくにはわからない。

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