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2015年9月 5日 (土)

大赤字の「蚤の市」それでも楽しかった!

 2015年8月22〜30日まで、「ポスターハリスギャラリー」で「文ちゃんのアンティーク・コレクション蚤の市」が開かれた。
 昨年の12月初旬にも開き、今回が2回めだ。わが家近くのバス停「淡島」から「東急本店行」のバスが、1時間に2本だけ運行されている。「東急本店前」で降りると、画廊まで3分ほどだ。
 
 このバスのお陰で毎日通いつめてしまった。しかし、平日は何人かしか来てくれない。土日でも20人ほどか。会期中に訪れてくれた人は、6、70人というところ。
 
 わが家にとじこもっていたとしたら、誰とも会わず話もできないが、こういう催し物を開いたから、いろんな人と出会い、話をすることが出来た。それはお金にかえられない体験だった。
 
 ブログとTwitterを見て来てくれた人も何人かいたが、画廊側があまり宣伝してくれなかったのか、画廊のお客さんは少なかった。
 お客さんの中にお金持ちだと思われるような方はいない。一流企業で働いている人、それに正社員の人も。みんなアルバイトの人たちのようだ。
 
 両親と一緒に住み、仕事をしている人はまだ余裕があるが、ひとりで下宿している人は必要な物しか買うことができない。 
 美術学校を出たという人も何人かいたが、4年間勉強してきたことを活かせる職場ではないようだ。
 それに給料が安すぎる。欲しいものがあっても見るだけになってしまう。
 
 大手の出版社に勤めている女性、ルネさんの本を出したことで知り合った方だ。40歳で男の子を出産したそうだ。生まれた時は小さかったそうだが、今は生後7ヶ月、にこにこ笑うかわいい子だ。産休をとっているそうだが、また職場に戻らなければならない。ご主人の収入だけではやっていけないからだ。
 子供を保育所にあずけて職場に戻るというつらい現実。こういう人が絵を買ってくれている。
 
 5、6年前、銀座の画廊でぼくのコレクションを並べたとき、小さな子供を連れて見に来てくれた女性、女の子がふたり、上の子は小学3年生、下の子は小学1年生。大きく成長していた。
 子どもたちに美しいものを見せるようにしているのだそうだ。生活は楽ではないと思うけれど、絵を買ってくれた。
 
 昨年の蚤の市のとき、訪れてくれて、先妻ミカのことを書いた『裸の女房』を買ってくれ
ミカが「スペース・カプセル」で踊っている写真を使ったTシャツも買ってくれた、イギリス人の男性。
 日本語も上手だし、翻訳もされているくらいの方だから本も読める。
『裸の女房』を全部読んでくれたそうで、良かったと褒めてくれた。今度は『ぼくどうして涙がでるの』を買ってくれたので、サインをしてあげた。
 
 今まで出会ったことのないような女性が、最初はゆかた姿で、最終日には豪華な衣装で現れたのにはびっくり。
 この姿で街を歩いているのだから、通りすがりの人が、みんなふりむいて見るそうだ。ご両親が美輪明宏さんのフアンだったそうで彼女の名前を「美輪」と付けたとか。
 手に持っているカバンがすごい。外国製だそうだ。壁にかけてあるパリのファッション画が気に入ったようで購入してくれた。
 
 何をしている方なのか、電話番号も教えてくれたので、おめにかかってじっくりと話を聞きたいものだ。大赤字だったけれど、いろんな人の話を聞けて楽しかった。
 
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