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2015年10月10日 (土)

キリン・シーグラムとタワーレコードのCMが!

 1998年の『薔薇族』11月号「編集室から」に、ぼくはこんなことを書いている。
 
「10月号の裏表紙に、キリンシーグラムのウォッカの広告をのせることが出来た。このことは『薔薇族』創刊以来の夢で、ゲイ産業にとっても革命的な快挙と言えるだろう。
 ありがたいことに11月号にはタワーレコードのご厚意で、裏表紙に広告をのせることが出来た。
 二社の担当者の勇気ある判断で、広告掲載を決めたことで、これから他の産業からも、広告をいただけるワンステップになったことは間違いありません。」
 
 11月号にはゲイホテル、ポルノショップ、ゲイバア、ゲイビデオの店など、282軒ものお店が広告を出してくれているので、544ページもの分厚い雑誌を出し続けることが出来た。
 それがネットや、携帯電話の普及で、世の中、あっという間に変わってしまった。それと長い間のデフレから脱出できないでいる日本。
 
 広告の世界も変わってしまった。ぼくは弱いものを少しでも応援したいという気持ちから発行部数が少なく、苦戦している東京新聞と毎日新聞を購読している。
 チラシの広告は発行部数の多い、朝日新聞や読売新聞にとられてしまって、僅かしか入っていない。
 
 9月2日の朝刊には、1ページ広告が東京新聞が2ページ、毎日新聞が6ページ、グリコがなんと2ページも使っている。朝日、読売にはもっと1ページ広告が入っているに違いない。
 昔は滅多に1ページ広告なんてなかった。どの新聞も広告料を安くしているからだろう。広告の中に入れる文字などの大きさも、決められていたが、今は「半額」なんて文字がバカでかく入っている。なりふりかまわず広告をとっているからだ。
 
 おどろくべきはテレビのコマーシャルだ。2時間ドラマなど、始まってすぐにCMを長々と入れたら、チャンネルをかえられてしまうから、15分か20分はCMを入れない。それからのCMの量は多すぎる。ドラマの内容よりもCMの時間のほうが長く感じる。見始めたら辛抱強く、CMの時間にトイレに行ったり、目をつむっているが。
 
 今時の若者は、CMをとばして録画して見ているそうだが、老人にはそれができない。これではテレビばなれしている人も多いのでは。
 なるべくCMのない、NHKのテレビを見るようにはしているが。テレビ東京の番組だけはCMが多くても見ている。「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」「和風総本家」などだ。もちろん「なんでも鑑定団」も。これもCMが長いが、その間はNHKのニュース番組にかえて見ている。
 CMを見ないようにしているが、CMは昔と比べたら格段の進歩を遂げている。見ていて楽しいものが多くなってはいるが……。
 
 なんといっても時代劇専門チャンネルだ。最近は「時代劇専門チャンネルガイド」を年間購読料1800円で買い求めた。
 日曜の午前9時からは、中村吉右衛門主演の「鬼平犯科帳」10時からは、藤田まこと主演の「剣客商売」そのあとうは加藤剛主演の「大川越前」だ。
 もう同じ作品を何度も観ているが、ありがたい(?)ことにストーリーをすぐに忘れてしまうから、何度見ても飽きない。
 
「鬼平犯科帳」を何作も手がけている、東宝の監督だった高瀬昌弘さんとは親交があるので、より真剣に観ている。
 原作もいいが脚本がよく書けていて、流れるように話が進み無駄がない。45分か50分、CMが入らないので、作品を堪能できる。もう二度とこのような時代劇は作れないだろう。
 
Unnamed

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