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2016年2月29日 (月)

ゲイは趣味ではありません!

 2016年2月23日(火)東京新聞の「こちら特報部」に、「杉並区議が発言・同性愛は趣味・当事者ら批判・理解不足」の見出しで、沢田千秋記者が書いている。
 「東京都杉並区の小林優美区議(27)が区議会で、性同一性障害について「明らかな障害として人権の保護を訴える一方、同性愛者は「個人的趣味」として、行政による支援の必要性に疑問を呈した。性的少数者の当事者らは「問題の理解が不十分すぎる」と批判している。」
 
 岩波書店刊の広辞苑で「趣味」を見たら、何通りかの意味が書かれている。その中に「専門家としてでなく、楽しみとしてする事柄。「―にピアノを弾く」」とある。そこには個人の意志が働いてのことだ。
 同性愛者の数は少ない。少ないといっても男性百人の中に、6、7人は同性愛者がいるわけだから、少数者とは言えない。女性にしてもそうだ。
 小林区議が今月15日の区議会本会議の一般質問で示された。
 
 「小林区議は「アメリカではキリスト教の教えによって同性愛は罪とされている」「ロシアでは、同性カップルが手を繋いで歩いているだけで、周囲の人々が暴言を浴びせたり、殴りかかってくる動画が話題となった」などと紹介。日本では性的マイノリティーへの差別は比較的少ない。しかし、それは、国民が彼らについての正しい知識を持っていないという裏付けでもある」とした。
 
 ピアノを弾いたり、生花を学んだり、短歌や俳句を作ったりするのが「趣味」であって好き好んで同性愛者になる人がいるわけがない。それは持って生まれたもので、本人の意志とは関係がない。
 男であって女が好きなのは、趣味ではない。本人の意志でなく、自然にそうなっただけのことだ。
 アメリカで同性愛が罪だなんて言われていた時代は、遠い昔の話だ。ロシアだって時代は変わっている。
 
 昭和の時代は、殆どの人が同性愛は「趣味」だと思っていた。当事者であるゲイの人たちも「趣味」と言っていた。
 今年に入ってからの話だが、ぼくは日曜夕方の日本テレビ「笑点」を毎週のように見ているけれど、漫才師がゲイを表現するあの手つきをすると、相方がすかさず「おれ、ゲイじゃないよ」と。
 観客も笑いこそすれ、怒る人はいない。テレビ局の人だって、なんにも考えないのでは。残念ながらゲイは「趣味」と考えている人は、まだまだ多くいるようだ。
 
 2月21日、秋葉の大きなビルで催された、山川純一のフアンの集まりに、ぼくは有田俊さんという人とのトークショウに参加した。
 ヤマジュンの劇画の中に出てくる、「くそみそテクニック」の主人公、阿部高和の顔に彩色するイベントもあった。多くの若者が熱心に用意されている色鉛筆で、夢中になって塗っていた。
 
 有田君はノンケだそうだが、会話の中でぽろっと「ゲイは趣味」と言ったので、すぐさまぼくは訂正した。
 区議会の中で、小林優美区議が発言していたとき、聞いている多くの区議たちは、なんとも思わずに聞いていたのでは。
 新聞記者があとになって、記事にしたので問題になっただけのことだろう。国会での弁護士の丸山議員の問題発言とは違うようだ。
 東京新聞の内田千秋記者が記事にしてくれたので、ゲイは趣味じゃないということが、多くの人の理解を得たと思う。
 
 小林区議も逃げていないで、勉強してほしいものだ。 
 
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