煙草を嫌うだけでなく、いい面も知るべきだ!
84歳になるぼくの親友ともいえる友人は、みんなこの世にいない。今、一番頼りにしているのは、カメラマンであり、MUSIC&BAR「まじかな」(〒104-0064 中央区銀座7-3-13 ニューギンザビル1号館2F 03-3573-5300)の経営者でもある中嶌英雄君だ。
もう4年にもなるが、オープンしたばかりの「まじかな」で、ぼくの80歳の誕生日のお祝いの会をにぎやかに開いたこともある。
ラテン音楽の「トリオロスペペス」の連中を招いてのにぎやかな会だった。クミコさんもかけつけてくれて、「百万本のバラ」を歌ってくれた。
毎月、「まじかな」では、「水曜会」と称するパーティを催している。中嶌君がネットで呼びかけているようで、ミュージシャンも多く、用意されているドラムや、ギターを使って、ぼくにはよく分からない歌を聞かせてくれる。
名刺を交換して、何人もの人と仲良くなったが、土建会社に勤める人は、ぼくにFacebookなるものをやりなさいとすすめてくれて、携帯で見せてくれる。
いろんな友人ができて楽しそうだが、今のぼくにはできそうもない。ブログを書き続けることで精一杯だ。
デザイナーのKさんが声をかけてくれた。なんとぼくの著書を3冊と、ヤマジュンの『ウホッ! いい男たち』を苦労して買い集めたのだそうだ。
帯までちゃんと残っているのを古本で見つけるのは大変だ。「サインをお願いします」とのことだ。
こんなに嬉しかったことはない。「過去の人、伝説の人」ではない。この会に集まっている人たちは、みんな『薔薇族』のことを知っている。
「淡島」から「渋谷」までは東急バス。地下鉄の銀座線「新橋」で下車、5番出口を出て、銀座の方に向かって歩くと、5、6分か。
地下鉄の階段の登り降りはつらい。いつまで行かれることか。
下北沢のみずほ銀行へ、少しばかり残っているお金をおろしに行った。これで年金が出る2月15日まで、つなげなければ。
『月刊わたしの世田谷』の2月号が置いてあった。無料の小冊子だ。ぼくの知人の東宝の監督だった高瀬昌弘さんが、「東宝映画に華を添えたスターと監督たち」のタイトルで書かれているが、連載のようだ。
これも連載だが、「健康とわたし」と題する著者は、渡辺文学さんだ。文学のところにルビがふってあって、「ふみさと」と読む。
この方、もう20年以上前のことだが、下北沢の北口にカフエ「イカール館」をぼくが経営していた頃、訪ねてきたことがあった。
「文学」という同じ名前を気にしたのだろう。彼のお父さんはロシア文学の研究者だったので、「文学」という名前をつけたようだ。
ぼくよりずっと若い方だから、ぼくの親父の方が、命名するのに勇気が必要だったのでは。
この方、なんと『禁煙ジャーナル編集長』だ。この文学さんは20年間も煙草を吸って、最後の数年間は1日60本というヘビースモーカーだったそうだ。
我が家にもヘビースモーカーが、2人もいる。女房と息子だ。中学生の孫のそばで吸うなというが、いうことをきかない。
ぼくは煙草を吸ったことがないが、ブロンズの灰皿、キューバの葉巻のラベルを集めたことがある。鬼平犯科帳の中村吉右衛門のキセルできざみ煙草を吸うシーンはいい。
煙草が害になることはわかるが、煙草もいい面がいっぱいあることも知るべきだ。
こんなにうれしかったことはない。
「まじかな」は楽しいバアだ
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コメント
私の姉は妊娠中にも喫煙し、生まれた子供は心臓異常で11歳で手術の甲斐なく死亡しました。
他にも、喫煙者のまわりの人にはガン等の危険性もあります。皆さん、充分ご存知と思いますが、それでも自分の意志ではやめられないようです。自分の意志ではやめられないのは、ニュースの某元野球選手の件と似ていますね。
投稿: | 2016年2月21日 (日) 19時12分