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2016年2月 1日 (月)

いろんな愛が許される「ユートピア」を!

 「もしも、自分の恋人が、突然、同性愛に目覚めてしまったら……
 ユートピア
 香港の奇才、スカッド監督の最新作は、男女の新しい愛の世界を示唆する」
 
 映画の配給元、ミューズ・プランニング製作のチラシにはこう記されている。裏面には、「三島由紀夫、ファスビンダー、デレク・ジャーマンに捧ぐ。異性愛と同性愛は、両立できるのか」とある。
 「ファスビンダー」「デレク・ジャーマン」については、カフエ「織部」の店長にネットで調べてもらったら、ドイツ人とイギリス人で、ふたりともゲイの映画監督だったようだ。
 デレク・ジャーマンは、1994年2月19日、52歳でHIVで亡くなっている。
 
 尊敬する3人のゲイの人へ捧げる作品とあるが、スカッド監督、ご自身はゲイであることを公言していないそうだ。
 三島由紀夫の作品をほとんど読んでいて、日本びいきの方だ。
 
 渋谷から明治通りを原宿の方へ歩いて行くと、右側に大きなビルがあり、映画館はココチビルの8Fにあった。映画をほとんど見ないぼくにとっては、こんなところに映画館があるなんて知らなかった。
 「ヒューマントラストシネマ渋谷」映画会社の試写室みたいで、立派な椅子で、50人ほどしか入れない。
 
 映画館にも驚いたが、香港とはいえ、中国でこんなに裸体が出てくる映画が作られていることには、さらなる驚きだ。
 中国本土では、まず上映はできないだろうし、香港では許されるのだろうか。日本が最初の上映だそうで、ボカシをかなり入れている。
 
 カトリック信者の彼女とは婚前交渉も我慢する真面目な男子大学生ヒンスが、この映画の主役だ。ヒンスを演じる男性は、中国のドラマで人気上昇中で、モデル出身の肉体美。
 写真集を復刊ドットコムから出しているが、日本で人気が出るだろうか。
 
 ある日、大学に古代ギリシャ文化を研究しているミン教授が赴任してくる。最初の授業で彼は、裸の男性と抱き合っている自分の写真をスクリーンに映し、自分はゲイだと宣言、学生たちを驚かせる。
 
 「ユートピア」のテーマは、ずばり異性愛と同性愛は両立できるか? ということだ。
 男子学生のヒンスと教授は、三島が愛していたタイにふたりで旅行し、そこで関係をもってしまう。
 女子学生と長い間、愛し合ってきたヒンスが、ゲイの教授と関係を持ち、突然同性愛に目覚めてしまった。
 
 男女の新しい愛の世界を示唆することを監督は描こうとしたのだろう。
 ヒンスのように、突然、ゲイの教授と性して同性愛に目覚めたとしても、その素質を生まれた時から持っていたとすれば同性愛に傾いてしまうが、女好きであれば、一時的に同性愛にはまりこんでも、時が経つと女性の方に戻ってしまう。
 
 昭和の時代は、レズビアンであっても、今のように女性が自立できる仕事が少なかったから、男性と結婚して専業主婦にならざるをえなかった。
 ゲイの男性にしても、女性と結婚しないわけにいかなかった。昔のゲイはよく頑張って子供を作ったものだ。
 その頃から考えれば、今の時代はゲイにしても、レズビアンにしても、住み良くはなってきたのだろう。
 
 この映画が描きたかったのは、いろんな愛が許される「ユートピア」だろう。香港ってすごい街でびっくり。
 
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