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2016年4月11日 (月)

小さな幸せって、こんなことなのか?

 今年の冬の出来事だ。給湯器が突然、故障して、お湯が全く出なくなってしまった。ぼくが住んでいるマンションは、かつては床暖房だったようで、でっかい給湯器が取り付けられている。
 お湯を使うと大きな唸り声をあげるので、心配だったが、20数年使っているので、寿命が尽きてしまったのだろう。
 すぐにマンションの家主にお願いして業者を呼んでもらったが、工事をするのは10日後だという。
 
 お湯が使えないということが、毎日の生活で、こんなに不便だとは思わなかった。
 銭湯ってみんなつぶれてしまって、遠くまで行かなければ入ることができない。ありがたいことに、4、5分歩けば行ける所に「淡島湯」という銭湯がある。
 ここは天然温泉を使っているということは知っていた。銭湯って考えてみたら、子供のころ行った記憶しかない。
 女房と一緒にバスタオルなどをもって、3時の開店にあわせてでかけた。ヒット曲「神田川」を思い出し、しばらくぶりに新婚気分を味わうことができた。
 
 460円払って入ると、早い時間なのでお客は数人しかいない。温泉だから硫黄の匂いがするのかと思ったら、匂いはなく、お湯の色は茶褐色で底が見えない。
 しばらくぶりに足を伸ばせる湯船に浸かって温泉気分を味わうことができた。ここまではよかったが、洗い場のお尻の下に敷く台の高さが10センチぐらい。
 不吉な予感が頭をよぎった。からだを洗って立ち上がろうとしたが、つかまるものがない。もがいているうちに、台が外れてお尻がタイルの上に。
 亀がひっくりかえって、甲羅を下にして、もがいている。なんとも情けない姿になってしまった。
 
 親切な人っているものだ。ぼくも老人だがぼくよりは少し若い老人が手を貸してくれてなんとか立ち上がることができた。こんなにありがたいと思ったことはなかった。
 ぼくの左膝には10年ほど前に、東京医大で手術して金属の人工膝が取り付けられている。椅子やベッドの生活では困ることはないが、畳の上にベッタリ座ったとしたら、立ち上がることは出来ない。
 
 神田川の甘い世界は、地獄の世界になってしまった。息子の嫁がタオルを水に浸してレンジに入れて温め、体を拭けばと教えてくれたので、体を拭いてなんとか10日間我慢してしまった。
 新しい給湯器が取り付けられて、今までできなかった追い焚きができるようになり、せってした温度で湯船に入れるようになった。
 足を丸めて入るぐらいの、小さな湯船だけど、今の貧しい生活では、温泉などとっても行けないが、小さな幸せってこんなことだろうなと……。
 
 テレビ東京だったか、「なんで日本人がこんなところに?」という番組はよく見るが、水道もないような僻地での生活、女性ってたくましいなと思う。
 年金って2ヶ月ごとに、お国から振り込まれる。18万ぐらいだったのが、だんだんへらされて、今では15万ぐらい。
 お小遣いとして使うのなら、このくらいで十分だが、家族5人の夕食のおかず代にほとんど使っている。
 お金のありがたさをつくづくと感じてしまう。いつの間にか84歳になってしまったが、ブログを見てくれている人もいるし、「文ちゃんと語る会」にも、人が来てくれる。ありがたいことだ。くよくよしても始まらない。
 前向きに歩き続けよう!
 

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コメント

随分と前に・・・

同じ文章を読んだ気がするのだが?

記憶違いかな?

投稿: | 2016年4月12日 (火) 13時27分

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