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2016年6月 1日 (水)

初めて行った発展場で!

 「ぼくは来春、大学を卒業し、新しい希望に燃えて生きていこうと、張り切っているときでした。
 ぼくも一度、発展場とやらに行ってみたくなり、さる映画館へ行きました。シートの方はたくさん空席があるのに、立見席にはそれらしき人たちであふれるばかりでした。
 
 ぼくは立見席に立っているには気恥ずかしくて、シートに座って見ていました。なにしろ初めてのことで、とうとうぼくも発展場にきてしまったかと思うと、胸はドキドキでした。
 ふと、となりの席を見ると、同年輩ぐらいの人のズボンの間から、シンボルが上を向いて、張り切っていました。
 そのシンボルを、彼の隣の人が、やさしく愛撫していました。ますますぼくの胸は早鐘のようにドキドキでした。
 
 見まいと思えば思うほど、そこに釘付けにされる自分の目をどうすることもできませんでした。そのうちに自分でも思いもよらないことが、行動としておきてしまいました。
 隣の人が、何度も何度もぼくを見るにつけ、ぼくの手もその人のシンボルに、つられるように愛撫をくりかえしていました。
 そうこうするうちに、彼の手によって、ぼくのファスナーを開かれ、下着の上から強く握られていました。
 
 やめればよかったのに、そう思ったときはあとのまつり。脇に立っていた警官に発見されてしまいました。
 ふたりとも警察署に連行され、ぼくも自分のしたことを全部話してしまいました。直接ズボンから出ているシンボルをさすってしまったこと、また、彼も下着の上からですが、同じようなことをしたことも。
 
 口では表せないような汚い言葉をあびせられました。家族に知らせるなどと、おどされ、ぼくの前歴があるかどうかも調べているようでした。
 自分がこのようなことをしてしまったので、ぼくには返す言葉もありません。警察で初めてということがわかり、今回だけはかんべんすると言い、家の人にも知られずにすみました。しかし、最後に本籍地、現住所、氏名、年齢、指紋もとられ、始末書も書かされました。
 
 長い長い、30分が過ぎ、表に出たときは、恐ろしさで涙があふれ、どのように家に帰ったか、今でもわかりません。
 もう二度と発展場などには行きたくもありません。今は反省することだけで、勉強も手つかない日々が続いています。
 
 今、ぼくの心配なことは、学校を卒業したら、友人の紹介でアメリカに行くことになっています。長い年月、アメリカに住むつもりで、できれば永住したいと考えています。
 今、その手続きをしなければならないのに、ビザをとるとき、このことがわかってしまったらと考えると、手続きもできずにいます。
 お願いです。たった一回のことで、始末書を書いた場合、全部、明るみに出てしまい、ぼくはアメリカに行くことができないのでしょうか。
 また、結婚などのとき、調べられたら全部明るみに出てしまうのでしょうか。心配で夜も寝られない日々が続いています。(愛知県S・K)」
 
 デパートの中の書店で、『薔薇族』を万引きした高校生が、女店員にみつかり親を呼ばれ、ゲイだということを知られてしまったショックで、屋上から飛び降り自殺したことがあり、まじめで気の弱い青年が、親に知られなかったことは幸いだった。
 この青年、果たしてアメリカに行けたのだろうか。強く生きてほしいものだ。

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コメント

僕は、中学の頃に同級生の体操服の短パンから覗くブリーフを見て興奮し、オナニーをしたのが最初でしたが、経験自体は30歳でした。市内の老舗ホモバーに初めて行って、すぐに隣に座っていたおじさんにフェラチオをされたのです。
この時まで同性愛に対し、やはり偏見はありましたね。「気持ち悪い」という感じがあった。しかし、性的に何か満たされた様な思いをした気がします。上手く言葉には言えませんが。
未だカミングアウトはしていません。最近は、たった5年の間に経験し過ぎてしまい、あの時の様な興奮はありません。それでも、男が男、女が女を愛することは決して不自然ではないと、今では思います。

投稿: 谷貝裕 | 2016年7月14日 (木) 20時20分

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