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2016年10月17日 (月)

好きです! 先輩に憧れています!

今日は体育の日だそうだ。ぼくは学生時代体育部に入ったことがないから、体育の日といってもぴんとこない。
 
『薔薇族』には体育部での先輩、後輩との関係が投稿にも多い。作り話を書くわけもないから本当の話なのだろう。
 
1992年の3月号に、こんな話が載っていた。
「まさかの『よかちご』」というタイトルで。
 
「俺、今は社会人の23歳。大学1年のとき、サッカー部の先輩にやられたのが初めての経験だ。
 
7月だったかな、部のきびしい練習にやっとなれてきたころだった。練習が終わる頃、3年のある先輩に「用具を片付け終わったらちょっと部室に来い」と言われたんだ。
 
俺の高校の時の経験では、先輩に名指しで「居残り」と言われて部室に呼び出されたら、新人が大勢なら正座で説教される。ひとりかふたりなら数人の先輩に何発か殴られて焼きを入れられる、と相場が決まっていたんで、俺は覚悟したんだ。(中略)
 
他の部室はもうみんな暗かったが、サッカー部だけは電気がついている。
ノックすると「よし、入れ」という先輩の声。
 
「失礼します」と言って思い切って部屋にはいると、先輩ひとりだけ。あれ? と思った。(中略)
 
「よかちご」って何かって? そうか俺、福岡の出身だけど、福岡では先輩と後輩のホモ関係を「よかちご」「よかにせ」っていうんだ。
 
先輩は俺を目の前の椅子に座らせると、「疲れたか」なんて軽口をたたいていたが、ちょっとあらたまって聞いてきた。
 
「お前、俺をどう思っている?
「……」
「好きか、嫌いか?」
「……」
「黙っていたんじゃわからない。嫌いといったって、べつに何もしないさ。どうなんだ、お前の感じているとおりに言ってみろよ」
「……」
 
俺、予想もしない展開に、金縛りにあったみたいで、声も出ないんだ。
 
「じゃあ、もうひとつ聞くけど、お前、ときどき俺を見ているようだが、あれはなぜだ?」
「……」
 
先輩は背が180センチ以上あり、体はがっちりしていて胸が厚い。風呂で見るアソコもでかいし、ズルムケで毛がへそまで上がっている。
 
俺は他人の目を意識しながら、気づかれないように、そっと見つめていたことがたしかに何回かある。
 
俺、とうとう思いきって「好きです。先輩にあこがれています」と、涙声で言ってしまった。
 
しばらくの沈黙のあとで先輩は、「よし、それなら、俺にも覚悟はある。靴を脱げ」
 
俺、シューズと靴下を脱いだら「シャツ脱げ、パンツもだ」
 
「いや、人がきます。今はかんべんしてください」
「よし、来ないようにしよう」
 
先輩は立ち上がると、部屋の内側からカギをかけ、電気を消した。真っ暗闇ではなかった。
 
先輩は俺が全部を脱ぐのを見届けると、しばらくの間、俺の裸をじっと見ていたが、やがてシャツを脱ぎ、パンツも脱いで素っ裸になった。
 
先輩のモノは特大、腹にくっつくほどものすごい勃起を見て、俺はやっと何が始まるかがわかった。
 
期待と不安をもって、先輩が敷いたバスタオルの上に寝て、この日、まさかの「よかちご」にされたんだ。」
 
24年も前の話。今のことは知る由もない。

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