高校生、『薔薇族』『薔薇族』と頭にこびりついて!
「毎日新聞」の朝刊に、おやっと目を引く雑誌の広告が載っていた。
新潮社の「芸術新潮」2017年新年号で「大特集 永遠の美少年 深読みアート・ヒストリー」とある。
下北沢駅前のスーパー「オオゼキ」に買い物に行く前に、北口のスーパー「ピーコック」の3Fにある「三省堂書店」に寄ってみた。
以前は下北沢の駅周辺には、7、8件の書店があったが、すべて閉店し、残るは三省堂書店だけ。
平日だけにお客さんはパラパラ。雑誌の売り上げは落ちるばかりで、今年の書籍はベストセラーが何冊かあって、売り上げは雑誌を抜いたそうだ。
美少年のヌードの絵画や、写真を載せられるのは、「芸術」と名の付く、この雑誌だけだ。
古代ギリシャから、現代までの美少年の絵画や写真が載っているのだから、少年愛者だけでなく、女性が見ても楽しいと思うので、ぜひ、買ってもらいたい。
今の時代、ヌードの少年の写真を持っているだけでも犯罪になるという恐ろしい世の中。
36年前の『薔薇族』1980年1月号には、「少年の部屋」というページがあって、中学生、高校生の投稿が載っている。
この時代の高校生、文章力があって、長文の投稿が多い。
福岡県のナルキッソス君の投稿を紹介しよう。長すぎて全文は載せられないが。
「僕は今、高3。受験に追われている男。勉強に疲れてむしゃくしゃする時は、いつも『薔薇族』を読むんだ。
あまり読みすぎるとマイ・サンがおさまらなくなってくるから、ほどほどにしてやめる。
みんな『薔薇族』との出会いはいつ? 僕の場合、なんと高校1年の終わりにその存在を知っちゃった。
その上、驚くべきことは、平凡社世界大百科事典で知ったんだ。ただし百科事典といっても、その年鑑に載っていただけ。性の100年とか、50年とか、そんな題の付いている記事の最後に薔薇族の表紙と説明がついていた。
喜色満面、本屋駆けずり回って探したけど、なかった。
本物に出会ったのは高2の時、修学旅行に行く前の日だった。
クラスメイトに誘われて新しくできた、大きなスーパーのブック・コーナーに行った。
明日の旅行に備えて、エロ本(当然、女のやつ)を10冊も買った。ふと目を上げると、うれしきことかな『薔薇族』がその種の雑誌とともに、並んどったのでありますわい。
クラスメイトと一緒けえ、「ああ、旅行から帰ってきたら売り切れているかもしれない」と思いながらも、手を出すことができなかった。
家に帰っても、『薔薇族』『薔薇族』と頭にこびりついて離れない。
心がドキドキ、マイ・サンはコチコチ、息はハアハア、もうだめ!
あの店は6時半に閉まる。まだ30分ある。走りましたなあ。ぜーぜー言いながら。
「これ、お願いします」
震える手で500円。本を受け取り、しっかり握り、また走って家に帰った。
めくるめく快感、エガッタ。
ただ旅行中、その本が親に見つからないように隠すのに、夜3時までかかってしまい、行きの新幹線ではよく寝てしまった。
オナニーを始めてやったのは、幼稚園に行っている時。
おじいちゃんの電動按摩を腰に当てていると、あそこにもあったってしまい、しばらくくっつけていると快感シ〜ン。
まだザーメンは出るわけないけど、感じましたわい。」
これからが面白いのでつぎに。
百科事典に『薔薇族』が載っていたなんて、知らなかった。
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