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2017年3月 6日 (月)

ため息をつき、どうしようもない悲しみを!

ぼくは、毎日新聞をずっと購読している。
 
夏の暑い日の夜、汗をダラダラ垂らしながら、年配の勧誘員がやってきた。
 
ノルマにどうしても足りないのでと、泣きつかれれてしまった。
 
毎日新聞がいちばん経営状態が良くないことは知っていたので、同情する気持ちもあったので購読することにしてしまった。
 
 
 
もう7年も前のこと、2010年1月29日の夕刊に、鈴木琢磨記者が「酒に唄えば」というコーナーを担当していて、彩流社から出版した『裸の女房』を取り上げてくれた。
 
新宿のホテルの地下のお店で出会った。
 
なんと若い時に『薔薇族』の取材で、編集室を訪ねたことがあるというが、ぼくは全く覚えていない。
 
「愛こそ燃える火」というタイトルで。
 
 
 
「33歳で不慮の死を遂げた前菜の前衛舞踊家、伊藤ミカの評伝だった。
 
夜汽車での出会いから、公立中学の教師でありながら、地下文学の傑作「O嬢の物語」を全裸で踊ったスキャンダルまで。
 
全編から60年代の熱気が伝わってくる。」
 
 
 
あれから7年も経ってしまったとは。
 
鈴木琢磨さん、毎日新聞の夕刊担当で、いい記事を書き続けている。
 
 
 
84歳、ぼくと同じ年齢の人が亡くなると、そろそろかなと思ってしまう。
 
「戦後歌謡史を彩った作曲家・船村徹さんを悼む・いつも心で泣いていた」
 
2015年12月に船村さんをインタビューした時のことを長い記事にしている。
 
「日本人の心に響く演歌は時代が変わっても不滅だと思いますよ。
 
ただ危惧はしている。
 
北原白秋にしても、私が晩年に一緒に仕事をした西条八十にしても、日本の古典をよく勉強し、ずば抜けた国語力がありました。
 
近頃の日本の歌には、その力が欠けている。
 
それにリズム重視で、メロディもおろそかで。
 
そしてため息をつき、どうしようもない悲しみを語った。
 
 
 
美空ひばりもいない。
 
作詞家の星野哲郎もいない。
 
寿司屋なら、さしずめマグロがないような…。
 
寂しいんだ。
 
彼女らが亡くなってから、まだ100年も過ぎていないのに、すごく遠く感じるんです。」
 
 
 
短歌の世界も同じことが言える。
 
斎藤茂吉、折口信夫、北原白秋、佐々木信綱
 
そうそうたる大歌人が他界し、その弟子たちの
 
宮柊二、木俣修、佐藤佐太郎、福田英一、香川進、近藤芳美
 
これらの人たちも他界し、次の時代に移ると、みんな小粒になって、惨めとしか言いようがない。
 
 
 
NHK のうたコン司会者の谷原章介君、ぼくが下北沢の北口で経営していたカフエ「イカール館」で、1年以上もアルバイトをして働いてくれていた。
 
女性のお客も多かったが、特別にモテるという感じではなく、普通の学生だった。
 
それが芸能界でもまれていろんな役をこなしてあかぬけてしまった。
 
今やスターと言える存在になっている。
 
「イカール館」でアルバイトをしていた青年がスターに。
 
誇らしい気持ちにもなる。
 
 
 
歌手の「クミコ」さん。
 
売れなかった時代から応援してきて、今や歌手として貴重な存在になり、紅白にも出演し活動を続けている。
 
もうおひとりは、60歳を過ぎて脚光を浴びた秋元順子さん。
 
「イカール館」でも、「ロマンの泉美術館」でも、何度も歌ってくれた。
 
紅白でも2度出演し、この方もスターに。
 
いろんな人たちを応援できた時代を懐かしがっているようじゃ情けない。
 
まだまだだ。
 
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ロマンの泉美術館で歌う秋元順子さん

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