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2017年8月19日 (土)

「少年の部屋」を絶対になくさないで!

「少年の部屋」という、中高生の読者の投稿欄があるゲイ雑誌は『薔薇族』だけだった。中高生の頃に性に目覚めてきて、女性の方に目がいかない、異常ではないかと意識する少年たちのために、仲間を見つけたりすることができるようにと、考えたコーナーだった。
 
なかにはこのコーナーを悪用する大人たちもいた。そうなると規制しなくてはならなくなり、「少年の部屋」のコーナーをやめようと思うようになる。
 
世の中の全てのことで、わずかな人間が悪用するために、規制するような法律が作られ個人情報を守るための規則ができて、だんだん息苦しい世の中になっていく。
 
小学校の周りをガードマンが子供を守るために歩いてる姿を見ると、自由な時代が懐かしい。運動会には子供のいない近所の人たちも自由に校庭に出入りして応援したものだ。
 
1987年10月号の「編集室から」に、ぼくはこんなことを書いている。
 
 
 
「少年の部屋の諸君に訴える! という呼びかけをしました。少年の部屋へ忍び込もうとする何人かの心ない大人たちのために危機に立たされてしまった。
 
「少年の部屋は絶対に、絶対になくさないでください。くだらない40歳を過ぎたおじさんのために、少年の部屋をなくすなんていやだよ。
 
ぼくは大人が大嫌いだ。もちろん、ぼくだって今は少年だけど、あと40年後には、立派なおじさんになってるかもしんないけど、でも絶対に少年の夢みたいなものを忘れたくない。
 
大人なんて、すぐセックスのこととか、お金のこととかばっか考えて、最高にムカつく。そういう人ばっかじゃないと思うけど……。
 
少年の心に絶対に大人に触れてほしくない。少年にしかわからない気持ちがいっぱいあるんだ。その心を打ち明けられるのが、少年の部屋なんだから……。
 
大体おじさんに、ほいほいついていく少年なんて何を考えてんのかね。まっそれは好みの問題かもしんないけれど……。
 
大人がみんな清い心を持っていたらいいんだけどね。ぼくの意見なんて、ほとんど参考になんなかったかもしれないけど、少年の複雑な心、わかってください」
 
 
 
純粋な気持ちの持ち主の少年B 君からの手紙でした。何を呼びかけても読者から山のように手紙がくるわけではありません。あわずかな手紙だけど、いつも僕は読者を代表しているんだと思って読んでいる。
 
もう1通は大人からの手紙だ。
 
 
 
「少年の部屋を利用できるのは18歳未満、に不公平だと思っているヤングは大勢いるのでは……。
 
長文をしかもタダで、だがほとんどの人は写真や、電話番号を希望し、内容も少年らしい新鮮さ、初々しさに欠けた投稿です。ニセもいると思われます。
 
どうでしょう。これからは「チビバラ通信」でも設けて、投稿文を一般の通信文の2、3倍ぐらいまで可としては。
 
条件に生徒手帳のコピーを義務づけ、その少年あての回送文は編集部で見る権利があり、少年に負担をかけるような好ましくない文は回送しないと、改正したらどんなものでしょうか。
 
同じ年代から20代ぐらいまでを希望する少年が大部分ですが、中にはわけあって、父親との生活ができず、父親のような人と付き合いたいなと、思っている子もいるのでは……?」
 
神奈川県のFさんからのご意見だ。」
 
 
 
「少年の部屋」やめることになってしまったけど、その理由はなんだったのか?
 
B

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コメント

ゲイとして生まれた時から、幸せになることはできない。
少年は、強い生き方の知識が必要なのに気づかない。
そして、それは誰も教えてくれない。
先駆者(F氏、M氏等)は、生き方を書いてほしかった。
交際の記事ばかりでは、少年の生き方に役立たない。

ノンケさんの人生の楽しみや子育ての楽しみ。
その10000倍や無限大倍のゲイ少年の生き方の苦悩。

ノンケさんに、もし自分がゲイに生まれたら、
どう生きるのかやカミングアウトするのかを
聞く記事等を企画してほしかったですね。
参考になったと思います。

投稿: | 2017年8月20日 (日) 03時20分

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