« 「すみません」と最後の言葉を残して! | トップページ | よくできた女房だったから! »

2017年11月18日 (土)

『薔薇族』をどんな人が買うの!

1984年(今から33年前)の『薔薇族』10月号(No.141)の「少年の部屋」のコーナーに、書店でアルバイトをした高校生の投稿が載っている。
 
 
 
「『薔薇族』発売日の1日をレポートします。本屋さんのとある場所に並んでから閉店までの観察です。結構いろんな人たちが買いに来るものですなあ。
 
本誌は当然、雑誌コーナーにあり、当たり前かもしれないけど、表紙が見えないように立てて置いてあるのです。
 
午後5時、オジさんが来て先月号と今月号を交換する。(どういう意味なのか)
 
このコーナーには本誌だけでなく、G誌、S誌など、さらに本誌増刊号、他誌別冊など結構置いてある。ちなみに本誌は3冊『ノック』は2冊置かれていました。
 
 
 
待つこと10分。メガネをかけたお兄さん登場。白のシャツにジーパンという姿。S誌を取りカラーグラビアを見る。活字の部分はパラパラとめくり、結局は本誌をとり、なぜか下向きでレジに行った。早速1冊売れたのである。スゴイ。
 
今度は2人の高校生。2人というせいか、わりと堂々とコーナーへ来た。ひとりはTシャツ、もうひとりはブルゾン。そしてスニーカー。本当にどこにでもいそうなやつである。
 
カラーページを見たり、見せたりしている。そのうち買うのが決まったらしく、S誌とG誌を持ってレジに行った。
 
残念ながら本誌は売れず。しかし、2人で来て、堂々と買っていく姿には感心しましたよ。おそらく回し読みでしょうな。
 
 
 
次に来たのは暗そうな大学生ふうの人。シワシワのシャツに色の落ちたズボン。汚ねえ靴。そして2冊ある本誌の右1冊を取り、じっくり立ち読み。
 
結構時間かけて読んでいる。20分ほどたち、見るところはみんな見たような顔で本誌を元に戻し、その場を立ち去った。まったく20分も立ち読みするなら買えばいいのに。
 
時刻は午後7時30分、あと30分で閉店、と思っていたら来ましたよ。作業ズボンのオジサン。もう頭にはこのコーナーのことしかないらしく、ツカツカと寄り、なんと本誌からS誌、G誌、他誌と全種をとり、レジに向かっていった。
 
すごい! なかにはいるんですな。
 
え? だれがあと1冊を買うのかって? もちろん俺だぜ。決まっているじゃん。
 
「ご来店のお客様に申し上げます。本店は間もなく閉店…」というアナウンスに急かされるように、俺は本誌を1冊持ち堂々とレジに向かい、表紙を上にして買い、小脇にかかえ家に帰りました。
 
みなさんもどういう人が買いに来るのかを見ていると、結構面白いですよ。そして俺のときはカッコいい男は来ませんでした。
 
声かけて本誌を持ってホテルへ、なんて最高じゃん。ひまな人、試してみたら。
 
おしまいに一言。この本買うなら堂々と買おうぜ!」(栃木県・辰徳)
 
Img_1012_2
内藤ルネさん最後のイラスト
 
栃木県のどこの町かわからないが、そんなに大きな店ではなさそうだ。『薔薇族』は3冊。発売日に全部売れたのだろう。
 
コンビニが街に溢れるように開店し、雑誌を置くようになって、小さな書店は廃業せざるをえなくなっていく。
 
 
 
文通欄に栃木県の人が5人も載っている。足利氏のプロフィールさん
 
「さりげない毎日より、楽しく過ごすことの楽しさを。君と一緒に何かを考えてみたいんだ。俺まだあまりホモの世界を知らないけど、俺は俺なりの道でやっていくつもりだ。22歳、顔には多少自信あるけど、そんなものどうでもいいんだ」
 
みんな幸せになったのだろうか?
 

|

« 「すみません」と最後の言葉を残して! | トップページ | よくできた女房だったから! »

コメント

どうしてお客様に対して悪意の先入観の文章を書くのだろう。
自分のアルバイト代はお客様からの売り上げから支払われることがわかってない。
靴やシャツや作業ズボンがきれいでないのは生活のあかし。
きたない文章を書くのがカッコいいと思っているのだろうか。
もっと淡々としたレポート文章を書けば読む人に伝わったのに。

投稿: | 2017年11月18日 (土) 16時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101967/66058066

この記事へのトラックバック一覧です: 『薔薇族』をどんな人が買うの!:

« 「すみません」と最後の言葉を残して! | トップページ | よくできた女房だったから! »