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2017年11月11日 (土)

誰にも相談できず、夜ひとり泣いて!

『薔薇族』は男性同性愛者のための雑誌だけど、2割ぐらい女性の読者がいたのでは。女性からの投稿を載せると、嫌がる読者がいたけれど、日本には女性同士の雑誌がないのだから、ぼくはできるだけ女性からの投稿も載せるようにしていた。
 
「夫が男を好きになって!」と題する大阪市のTONさんからの投稿。
 
A
 
「私は25歳、結婚して5年、現在3人目を妊娠しています。主人は真面目で子煩悩で、去年の暮れまでは仕事と家の往復だけの人でした。
 
それが7ヶ月ほど前から外泊ばかりするようになり、浮気しているのかとも思いましたが、私自身3人目を妊娠しているのがわかり、つわりがひどく、自分のことで精一杯でした。
 
ところが先日、主人の口から「好きな人ができた」という言葉を聞き驚きましたが、その相手が男性であるというのを知り、すごいショックを受けました。
 
そんなときに、この『薔薇族』を見つけ、読みつくしました。100%理解できたわけではありませんが、「男と男」「男と女」みんな人間、一緒なんですよね。
 
 
 
それまではとにかく主人が悪いと責めてばかりいたけれど、私も妻として、主婦として悪いところはたくさんあるし、人間として私より彼のほうがステキだったのかもしれません。
 
誰にも相談できず、夜ひとりで泣いていると、たまたま電話をしてきた主人の母に、たまらなくて打ち明けてしまったりもしました。主人のプライドを傷つけてしまったかもしれません。
 
 
 
話が前後してしまいましたが、『薔薇族』のおかげで、主人に対する気持ち、「愛」を大切にしていこうと思いました。
 
主人を責めるのをやめ、ホモバアでの出来事など、主人の話をすべて聞くようにしました。聞いていると、結構面白かったりして。そのうち機会があれば、一緒に飲みに行こうなどという話まで出て楽しみにしている私です。
 
いまのところ特定の彼はいないようですが、この先のことはわからないし、エイズなどの病気のことも心配です。
 
子供たちが誰からか聞いたりして、自分の父親がホモであることを知って悩んだりするんじゃあないかなあ、なんてこともふと思うときもあるけど、私がしっかりしていれば「普通よりちょっと変わっていて面白いでしょ」なんて感じで過ごしていこうと思います。
 
 
 
人は好きな人ができれば、両思いになりたい、それが叶うと自分だけのものにしたい、などと次々と欲望が出てくるけど、私は主人を男として、ひとりの人間として愛しています。
 
正直に言えば、私だけのものでいてほしいけれど、愛する人と一緒に暮らせるだけでも幸福なことだと思います。
 
今の私は無事に出産することを考えて過ごしています。こんな夫婦、こんな男と女、こんな家庭、みなさんはどう思うかな。こんな私ってへんですか? できればみなさんの意見や考えを聞きたいです。
 
これからも主人と一緒にずっと『薔薇族』を愛読していきたいと思っています。」
 
 
 
この投稿が載った『薔薇族』は、1991年の5月号(26年も前のこと)この奥さん、51歳になっている。3人の子供さんも大きくなっているのでは。
 
夫がホモだとわかると、すぐに離婚してしまう女性もいたけれど、この奥さん、賢い人だ。きっと今でも幸せな家庭を作っていると信じている。
 

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