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2018年1月 6日 (土)

内藤ルネさん、『薔薇族』の表紙絵を描き続けたかった!

『薔薇族』の表紙絵を一番長く描いてくれた内藤ルネさん、恩人というべき人で忘れることのできない人だ。
 
藤田竜さんと、内藤ルネさんは、千駄ヶ谷の駅近くの部屋が何室もあるマンションに長いこと住んでいて、一緒に仕事をしていた。
 
竜さんとぼくが出会うことになり、マンションに足しげくスクーターに乗って訪れていたが、竜さんがルネさんをぼくに紹介してくれたのは、3年も過ぎてからのことだ。
 
それから長い月日が流れ、考えつかないようなことがあり、大変なことになってしまった。
 
 
 
ルネさんは思いついた時に、ノートに書くことが好きだったようで、その残されたノートを見ることができた時は、ショックだった。
 
 
 
「人生ってとんでもないことが突然おこるんですね。
 
1990年代の初頭、バブルのときに全く信じられない事件が私の上に降ってきて、今の金額にして約7億円以上を5人の男と、1人の女に次々に持っていかれて、その上にマンションまで持っていかれ、すっかり疲れきって、自殺も3回、考えました。
 
もう生きていくことに、すっかり絶望していた時、信じられないことに、いろんな関係のあった私の大切な会社たちも、すっかりバブルに巻き込まれて、すっかり仕事もなくなってしまったのです。
 
それまでの少女の絵や、陶器のマスコット人形の会社などの縁も切れてしまったのですよ。
 
もともと生活するために、食するために始まった私の絵の生活が、人生で初めてストップして、何もどこからも仕事がこなくなってしまった時、『薔薇族』の表紙の仕事を、伊藤文學氏から頼まれたときの驚き、それもセクシイこの上もない男の子たちの絵、驚きましたね。しかし、まったくありがたく、嬉しかったですよ。
 
 
 
そして我が人生で初めてのセクシイボーイズを描くことのこの上ない楽しさと、嬉しさをこのとき知りました。
 
ホモマガジンの性質上、とにかくセクシイにしなくてはならず、しかし、どんなに怪しくてセクシイでも、そこに清潔感をだして、店頭に並んでも、男性はもちろん女性たちにも愛されるボーイズを描こうと、心に決めました。
 
それからの楽しさ、恐ろしい事件も、『薔薇族』の表紙を描くことで、まったく忘れることができたのですよ。
 
毎回、毎月、しっかりとかえて、おもわずほほずりするような男の子たちを描くことの楽しさ、嬉しさを初めて知り、幸いなことに読者の好評を得ることができ、長く長く描き続けられたことの嬉しさとありがたさ!
 
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今ふりかえって伊藤さんと、夫人の久美子さんに心よりの大感謝を捧げます。
 
時の流れで『薔薇族』の表紙をやめることになった時の淋しさは、まったく当時、もっともっと描き続けたかったので、残念でくやしかったですよ。ですから今だって私は『薔薇族』の表紙をすぐにでも描きたいのです。
 
幸いなことにあれだけたくさん描いたルネ・ボーイズの表紙の男の子たちは色あせず、年を加えるごとに、自分でいうのもおかしいですが、輝きを増していますよ。
 
まったく見ているだけで、嬉しくなってくる男の子たち、それが『薔薇族』のルネ・ボーイズなのです。それが私のホモ男性に捧げた少年たちなのです。
 
不幸な時間を忘れさせてくれた『薔薇族』の表紙のルネ・ボーイたち、ありがとう、そして伊藤さんの幸運を今はなによりも心深く祈っていますよ。」
 
 
 
ルネさん、ありがとう。
 

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