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2018年1月27日 (土)

年寄りばかりになる日本、どうなるの?

「一人暮らし2040年4割」2018年1月13日(土)の東京新聞朝刊に、ショッキングな見出しで、「晩婚・未婚・離婚増え」とある。
 
「40年は1970年代前半に生まれた「団塊ジュニア世代」が高齢者になる時期。
 
今後、高齢で独居の人を支える社会保障制度や、地域の取り組みが求められそうだ。
 
 
 
推計によると、15年に5333万の世帯総数は、23年にピークの5419万世帯となった後は減少に転じ、40年は5106万世帯になる。
 
一人暮らしは15年の1842万世帯から増え、30年に2025万世帯に。
 
40年に1904万世帯まで減るが、人口全体は減少することから、全体に占める割合は、39.3%に高まる。
 
うち高齢者は896万世帯と半数近い。
 
65歳以上で1人暮らしの割合は、男性で5人に1人の20.8%、女性で4人に1人の24.5%まで上昇する。」
『薔薇族』の「伊藤文学のひとりごと」のページに「若者よ、老後のことも考えよう」の見出しで書いている。
 
 
 
「ついに年金をもらう年になってしまった。
 
銀行の口座に2ヶ月に1回、振り込まれてくる金額が18万となにがしのお金だ。
 
月にすると9万円ちょっとということになる(現在は徐々に減らされて、14万円になっている)。
 
『薔薇族』に挿絵を描き、小説も書き、映画評も毎号書いてくれた松下良雄さん(ペンネーム)
 
松下さん自己破産してしまい、お国に生活保護をお願いした時のことを記事にしてくれた。
 
「面接の係員があれこれ質問する。
 
生年月日から始まって現在の経済状況。なけなしの銀行通帳まで調べられる。
 
当然といえば当然だけれど、警察で尋問を受けるような気分だ。
 
紹介者のフォローといってもさほどのものではなかったが、とにかく区内の顔役であるらしい。
 
尋問は20分ほどで終わり、ケースワーカーと民生委員の名を知らされ、後日、自宅を訪問して、なお確認をした上で保護決定の許諾が通知されるというものだ。
 
決定まで1週間くらいかかるとも聞かされた。
 
すでにガスは止められているし、電気は2ヶ月遅れ。電話は1ヶ月遅れで、かろうじて払い続けているし、家賃の支払いも迫っている。
 
1日遅れればその分、寿命が縮まることになりそうだが、妙に気持ちは落ちついている。
 
落ちるところまで落ちれば、かえってクソ度胸がつくというやつかもしれない。
 
数日を経てケースワーカーの女性の訪問を受けた。
 
育ちの良さそうな、まだ女子大生みたいな若い姿に、招き入れるのに戸惑いすら感じてくる。
 
次から次へと聞かれた。
 
今日、このような有様になった経緯を繰り返さねばならない。
 
そこまではいいが、家族のいないわけ、生まれ育った環境にまで至ると、なんでそこまで言わなければならないのかと思う。
 
日ならずして「保護決定」の通知書が届いた。
 
月額10万円の記載があった。
 
ため息が出た。
 
私が住んでるアパートの部屋代は、4万5000円。6畳と4畳の2Kだから、現在の東京23区内では例外的と言えるほどに安い。
 
長く住んでいるということ、大家さんが私の困窮ぶりを知っていて、値上げを抑えてくれている好意のおかげである。
 
しかし、それでも今日の保護費のおよそ半分近いものとなる。」」
 
 
 
松下さん、身寄りはいない。
 
妾の子として生まれ、その生涯を何度も手を入れなおし数年かけて書いた原稿が僕の手元にあるが、今の時代、本にすることは難しい。
 
この世にいない松下さん。どうにもならない。つらい話だ。
 

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