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2018年6月 2日 (土)

中高年をターゲットにしなければ!

上野に事務所があった(株)メディアソフトが『薔薇族』を復刊させてくれた。
 
編集人は伊藤文学となっていたが、それは名目だけのことだった。
 
「編集室から」はむろんのこと、対談は美輪明宏さん、内藤ルネさん、唐沢俊一さんと2号に分けてしゃべりまくった。
 
横浜、野毛のゲイバア「鉄平」のマスターを取材しての記事、それに復刊後も続けている「伊藤文学のひとりごと」と、復刊をなんとか成功させようと頑張っていた。
 
 
 
実質的な若い編集長は、ライバル誌『バディ』と同じ路線を狙っていたが、横綱に立ち向かう平幕の力士のようなもので、太刀打ちできるわけがなかった。
 
復刊3号目の5月号「伊藤文学のひとりごと」に、「どうしたらゲイ雑誌の『サライ』になれるだろうか?」と題して書いている。
 
読者のターゲットを高齢者にすべきだということを……。
 
 
 
「『本の雑誌』5月号に永江朗さんがこんなことを書いている。「『薔薇族』復活と雑誌の可能性」というタイトルで。
 
「旧『薔薇族』が廃刊を招いたのは、読者の高齢化だった。ところが『薔薇族』がなくなると、中高年のゲイが孤立してしまう。新生『薔薇族』は、ネット時代の情報弱者、コミュニケーション弱者たる中高年が主要読者層となるだろう。
 
これはそのまま日本の雑誌全体にあてはまる。「書籍、雑誌は老人メディアである。」というのは松田哲夫氏の名言だが、若者が離れてしまったから老人メディアというのではなく、ネット弱者、コミュニケーション弱者にとって、重要なメディアであると捉えると、可能性はもっと広がる。」
 
 
 
しかし、読者のターゲットを若者から、中高年に方向転換させることは難しい。
 
雑誌の仕事をしている人が、みんな考えていることは、どうしたらネットに勝てるかということだろう。
 
小学館の中高年誌『サライ』は、今でも出し続け、がっちりと中高年の心をとらえて成功したが、マネをして出した雑誌は、みんな駄目になってしまった。
 
『サライ』の編集長も経験された、岩本敏さんが『サライ』よりも高年齢をターゲットにした『駱駝』という雑誌を創刊して編集長を務めている。
 
5月28日の東京新聞夕刊「メディア・ウォッチ」で、「シニア系月刊誌、定年後の富裕層へ、楽しみ探し指南」の見出しで紹介されている。
 
「人類史上、おそらく最も幸せなシニア層が存在しているのが、今の日本ですよ。」
 
ゲイの世界はどうだろうか。
 
50歳以上の人たちは女性と結婚しないわけにはいかなかったから、ほとんどの人は結婚している。
 
しかし、結婚はしたが離婚してひとりで生活している人は、女好きの人より多いのでは。
 
もちろん結婚しないでひとりで暮らしている人は、女好きの人よりは多いだろう。
 
 
 
復刊号を出してから、上野、新橋とゲイバアを取材して回ったが、老人パワーには圧倒されるばかりだった。
 
この人たちは、若いときは『薔薇族』を読んでいたろうが、現在は楽しむことを覚えてしまっているから、雑誌とは縁遠くなっている。
 
これらのシニア層をどうしたら雑誌にとりこむことができるかが、これからの勝負と言えるだろう。
 
雑誌を作る人たちがみんな模索し、悩んでいるところだ。」
 
 
 
復刊3号目にこんなことを書いて予言していたのに、8号目でまたもや廃刊になってしまった。
 
高齢者をターゲットにしている『サムソン』は、風太くんが頑張って続いている。
 
 
★コメントをよろしく。

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