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2018年7月16日 (月)

取次店はトーハンと日販、大きな書店だけが!

『サイゾー』という雑誌、みなさん読んだことありますか? 『薔薇族』をぼくが出していた頃、2度ばかり取材してくれて載った記憶があるから、かなり歴史のある雑誌だ。
 
表紙だけ見ると、エロ本のように見えるけれど、ページをめくっていくと、どうして、どうして、かなり重みのある記事ばかり、ヌード写真も、フレッシュなチラリズムの美学とあるように、えげつない写真はない。
 
 
 
7月の10日、『サイゾー』の3人の方が、カフエ「織部」に来てくれた。
 
ライターは美人の女性だ。
 
この人がぼくのしゃべったことを記事にして連載してくれるそうだ。
 
そのとき持参してくれた7月号をいま読み始めているところだ。
 
 
 
最初に目についた見出しは「若手取次・営業・書店員・『万引き家族』が万引きを誘発!? 崩壊寸前!? 出版業界の立て直し方・出版不況と言われて何年も経つが、実際のところはどうなのだろうか? そこで出版取次、版元の書店営業、そして書店員の若手に集まってもらい、改善したほうがよい出版業界の古すぎる慣習、現場の人間だからこそわかる最近の売れ筋本について語ってもらった。」
 
「座談会出席者」
 
A・元取次店員(26歳)
B・中堅出版社営業(25歳)
C・大型書店員(30歳)
D・個人書店書店員(29歳)
 
 
 
下北沢周辺には、書店が6、7軒あったけれど、みんなやめてしまい、今はスーパーの4階にある三省堂書店だけ。
 
たまに本を買うことがあるけど、Amazonに注文しないで三省堂書店で買う。
 
品物がないと取り寄せてくれるが、「1週間ほどかかります」と店員は言うが、3、4日で電話がかかってくる。
 
最近は文具に力を入れているようだけど、お客は少ない。
 
いつやめてしまうかと心配だ。
 
売れ筋の本というと、宗教関係の本だというから情けない。
 
 
 
 C・給料で言うと書店員のバイトは基本的に最低賃金だし、最低賃金が上がると経営が厳しくなると言われているくらいよくない。
 
 B・書店に限らず、業界全体がそういう状態だから、倒産する出版社も出てくる。
 
   それである出版社がつぶれそうだという噂が流れると、書店はその版元の本を取次の定めた返品期間内に必死で返すんだよね。
 
 C・いまだに万引被害が大きい。
 
   ほんの粗利率は20%ぐらいだから、1冊盗まれたら5冊売らないと補填できない。
 
 D・刑務所に入りたくて万引きする人もいる。
 
   軽犯罪を重ねて、捕まえてほしいから、わざとわかりやすいように盗むんだよね。
 
 B・出版業界特有なのは取次かな。
 
   取次の会社はいくつかあるんだけど、実態はトーハンと日販の2強で、シェアの70%以上を占める。
 
   ほぼ寡占状態なんだよね。
 
 
 
取次店はトーハンと日販の2社だけになってしまうのでは。
 
大きな書店は1分でも仕入れ値が安い取次店に移ってしまう。
 
取次店は利益が少なくなるから、小出版社をいじめて正味を安くしてしまうから、小出版社がやっていけるわけがない。
 
取次店も小さな書店に送るよりも、大書店にどかっと送ったほうが楽だから、将来は取次2社と大きな支店を何軒も持つ、大書店だけが生き残るのでは。
 
 
 
ぼくも出版社の息子だったけど、本を読まない。
 
高2の孫もゲームばかりしていて本を読まない。
 
しかし、世の中には本好きな人はいる。
 
下北沢には古書店は何軒かある。
 
本がなくなることはないだろう。
 
小さな書店で特殊な趣味の本だけを売るお店もあるようだ。
 
この座談会、どうということはなかったけれど、いい時代に出版の仕事ができて、ぼくは幸せ者だった。
 
 
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