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2018年9月15日 (土)

『薔薇族』の表紙絵を一番長く描き続けてくれた内藤ルネさん

『薔薇族』の表紙絵を一番長く描き続けてくれた内藤ルネさん、ぼくもルネさんの影響を受けて、美意識、感性を磨くことができた。
 
ぼくとルネさんは、コレクションの好みが違ったが、その幅の広さはルネさんにはとても及ばない。
 
『薔薇族』は、単なるエロ本ではなく、気品と芸術性を重んじていた。
 
ルネさんは裏表紙を使って、ご自分のコレクションを紹介していた。
 
 
 
1994年4月号№255号、クマのぬいぐるみをかかえている少年の表紙絵もかわいいが、裏表紙には「熱海ホテルのラゲージ・ラベル」を紹介している。
 
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「熱海駅を出て左手先の海に傾斜する地にあった「熱海ホテル」のラゲージ・ラベルである。
 
かつて分厚い革のトランク(ラゲージ)に貼られた数々のホテルのラベルは、旅人の勲章のように誇り高く輝いていた。
 
すっかり使われなくなったラベルは、旧式のトランクとともに姿を消してしまったのだろうか――。
 
ところが私は、このラベルがホテルのフロントデスクにたくさん積み上げられているのを見て、一瞬タイムスリップしたように、信じられない出来事に驚かされた。
 
そのホテルが「熱海ホテル」だった。
 
道路より下にあったこのリゾートホテルの玄関は、白いクリームケーキのようにデコラティブで可愛らしくおいしそうだった。
 
このラベルに、大正時代のアールデコ・スタイルに描かれたホテルはいつの間にか、時の波間に消えていってしまった。
 
かつて私の宿泊したあの二階の部屋からの芝生と海の眺め。
 
あのこよなくいとしい優雅な時間をもう取り戻すことはできない。
 
まさに瀟洒というにふさわしい建物だったが、このラゲージ・ラベルも世界のホテルのものに較べて一級の出来といえよう。(内藤ルネ)」
 
 
 
海にはヨットが浮かび、遠くに初島が見える。
 
熱海の海が見えるマンションに部屋を持ち青山通りの「伊藤忠商事」のまん前にビルを所有するお金持ちとお付き合いしている。
 
その人の話だと、ホテルが少なくなり、マンションが立ち並んでいるそうだ。
 
新幹線を使えばわけなく行ける距離だから、定年退職したご夫婦が、熱海のマンションで暮らしている人が多くなってきているそうだ。
 
ぼくはしばらく熱海を訪れていないが昔の温泉街の情緒はなくなっているのだろう。
 
このラベルを見ていると、よき時代がほのぼのと浮かんでくるようだ。

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