北村西望さんはゲイだったのでは!
9月の「文ちゃんと語る会」に『股間若衆』で有名な東京大学大学院教授の木下直之先生が出席してくれた。
そして10月7日に井の頭自然文化園の中の北村西望の彫刻園の中での講演会に誘ってくれた。
講演の演題は「動物園の中の彫刻園の中の「裸のサル」の羞恥心をめぐって」という、なんだかすぐに理解できない演題。
変わった研究ばかりされている木下先生らしい演題だ。
講演が始まったが先生の声は小さい。
それにマイクから離れてしゃべられるので、情けないことに、最近とくに耳が遠くなってきたぼくには、まったく話が聞こえない。
目のほうはまだよく見えるから、映し出される映像だけは見ることができたが、一時間の長かったこと。
耳鼻科の医者にイヤホンを付けなさいと言われて、安物のイヤホンを通販で買ったが、雑音ばかりが入って気になり、付けていられない。
そのうちどこかに無くしてしまった。
高価な性能のいいものは、今のぼくには買えないし、人と会うときは大きな声でしゃべってとお願いしている。
東大大学院で木下先生のお弟子さんのKさんが「織部」にまで迎えに来てくれた。
井の頭自然文化園を訪れるなんて、何年ぶりだろうか。
北村西望さんの作品って、長崎市平和公園に設置されている「平和祈念像」をテレビて見たことしかなかったが、井の頭自然文化園の一番奥に、彫刻館A館、B館、アトリエ館があるなんて、まったく知らなかった。
講演が始まる前に、野外に設置された男性の裸像、彫刻感の中の作品もすべて見ていた。
アトリエを作ってくれた東京都に全作品を寄贈されたのだそうだ。
北村西望さんは、1884年(明治17年)生まれ、1987年(昭和62年)満102歳で逝去されている。
Kさんがネットで調べてくれたら、名家の生まれで、4男とあるから末っ子ではと思う。
京都市立美術工芸学校彫刻家を卒業、1912年(明治45年)東京美術学校(現東京藝術大学)彫刻家を卒業。
1953年(昭和28年)井の頭自然文化園内にアトリエを設置し、「平和記念像」の制作を開始する。
1958年(昭和33年)文化勲章を授与されている。
平和像を製作中、男性の裸像であるということで、人々の反感を買い、アトリエに石を投げつけられたり、「下品だ」「裸がいけない」などの罵声を浴びせられもしたそうだ。
日本では裸であるということでの偏見がある。
ぼくの先妻の舞踊家ミカが「オー嬢の物語」を舞踊化したおりに、公立の中学校の体育教師が舞台で全裸になるというので、学内で大騒ぎになったことがあった。
平和祈念像は構想から完成まで、5年もの歳月をかけた。北村西望、69歳のときだった。
北村西望の男性裸像を見ているうちに、ぼくはこんなことを考えた。
もしかしたら北村さんはゲイでは? と。
明治の時代にジムなんてなかったのに、普通のたくましい体型でなく、あんなに筋骨隆々としたモデルの男性がいたろうか?
北村さん、自分の好みの男性像に作り上げていったのではなかろうか。
よりたくましくという気持ちが北村さんの作品を見ていると感じられる。
男性の裸を誇張しているとさえ思える。
それに女性の裸像があまりにも少ない。
セクシィな女性のヌード像なんて1点もない。
北村さん内面的には女性の部分を持った、繊細な神経の持ち主だったのだろう。
これは北村さんを貶しているのではなく、ゲイだったからこそ素晴らしい作品を製作できたのではなかろうか。
| 固定リンク
コメント
オーディオ用のヘッドホンアンプに
オーディオ用や通信用のヘッドホンを繋ぎ
オーディオテクニカのマイクアンプを使い
指向性マイクを使う
音の大きさは
マイクアンプでも
ヘッドホンアンプでも調整できる
通信用のヘッドホンは
値段は5000円位で
高い音をカットして
音声を明瞭に聴くのが目的です
長時間疲れない設計になっています
オーディオ用のヘッドホンも
耳を覆う密閉式なら
使いやすいのではないか
現在では
イヤホンやヘッドホンを
付けている人も多いので
隠すのが基本の
補聴器にこだわる必要はありません
投稿: オーディオマニアです | 2018年10月29日 (月) 19時52分