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2018年12月24日 (月)

人間を商品として扱うなんて!

2018年12月16日午後1時からのホテルニューオータニでのぼくの講演会、豪華な固定した椅子が付いた階段になっている会議室。
 
なんと60席が満席になってしまった。
 
お膳立てしてくれた女社長の林由香里さん親子と、ご主人まで受付を手伝ってくれた。
 
お女郎さんを千人近くも苦海から救い出した話、妹の東京女子医大心臓病等、401号室での患者たちの心のふれあい、そして『薔薇族』の話と、長い年月をかけての話だから、とても二時間や三時間で語り尽くせるものではなかった。
 
中途半端になってしまって申しわけなかったが、またの機会に語りたいと思っている。
 
「文ちゃんと語る会」も、2019年1月26日、午前11時から午後2時まで、いつものようにカフエ「織部」で続けるので、ぜひ足を運んでください。
 
歩けなくなるまで続ける覚悟でいるので。
 
 
 
2018年12月16日の東京新聞の見出し「外国人30年間「商品」扱い・労働者受け入れ拡大・落下パイプで大けが、休業補償渋る」の記事を読んで怒りがこみあげてきた。
 
救世軍の大尉だった祖父、伊藤富士雄が大正時代、吉原の自廃志願者、千二百人の娼妓の相談を受けて、九百八十七人を完全に自廃成功させた話。
 
その話は昭和39年11月6日―40年4月29日まで「ときのこえ(救世軍が発行している機関誌)」と題して、吉屋信子さんが連載した。
 
その中にお女郎さんの悲惨な話が書かれていて、浄閑寺(女郎たちの駆け込み寺)の話は以前ブログに書いたが、ぼくのブログの中でも一番多く読まれた話だった。
 
吉屋信子さんが浄閑寺の住職から話を聞き出したころは、ご住職は元気な頃で、その話は貴重だった。
 
空襲で浄閑寺は焼け残ったのか、過去帳は公娼哀史の貴重な文献だった。
 
 
 
「むかしから安女郎は米俵に包んで投げこんだといいますが、わたしの子供の頃は、粗末なたるのような棺に入れられて、夜になるとそっと運ばれてきたものです。
 
 
 
貧しい農家の娘は郭に売られると、人間扱いされずに商品として扱われたのだ。
 
病気になって商品として使えなくなると、まだ息のあるうちに浄閑寺に投げこまれたという。
 
2万5千人の娼妓の霊がまつられているそうだ。
 
 
 
「出稼ぎで働くオーバーステイ(不法滞在)の外国人が目立つようになってきた。
 
「下町は人手不足に悩む零細の製造業が多く、たくさんの外国人を雇っていた。彼らは日本人が働こうとしない3K(きつい、汚い、危険)職場を底辺で支えていた」と振り返る」と、下町ユニオンの加瀬さんから聞いた話を東京新聞の中沢佳子記者が聞き出している。
 
これは若い人は知らないだろうが、戦前はトイレの汲み取り、紙くずを拾って歩くバタ屋、くず屋、炭鉱で石炭を掘り出す危険な仕事をみんな韓国の人にさせていた。
 
「93年には不法在留は30万人に迫った。
 
バブル崩壊で不況に陥った94年ごろから相談は増え、やがて年百件を越えた。
 
解雇をめぐる内容が多かった」
 
「人間を「商品」とみなすことを許しちゃいけない」と訴えている加瀬さん。
 
これでは苦界に身を沈めたお女郎さんと変わりがないではないか。
 
日本は人口が減るばかりで、海外から働くひとを受け入れなければどうにも仕事を続けられなくなっている。
 
大企業は儲かっているけど、小さい町工場は安い賃金で外国人を使わなければやっていけない。
 
いい雇い主に出会った外国人は幸せだが、ひどい雇い主に使われる外国人はみじめだ。

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コメント

残念ながら、悲しいことながら、
程度の差はあるにしろ、
人間は、自分の優位な立場を正当化し、
自分の優位な立場が作られる状況を正当化し、
その優位な立場を守るためなら、
他者の人間性や尊厳を、平気で軽んじて考えてしまう、
自分本位の身勝手な人が、時代を問わず多いのが
現実みたいです。

若い頃、白面の貴公子と言われながらも、大根役者とも陰口をいわれた大スター、グレゴリーペックが、
アカデミー主演男優賞を授賞した
「アラバマ物語」という名作映画がありましたが、
テーマは、他人の気持ちを理解するには、他人の靴を履く
ことが大切だという内容でした。

他人と全く同じ境遇にならなくても、他人の気持ち、状況、尊厳を理解できる、せいいっぱい理解し尊重しようと最大限の努力ができることが、願わくば、全ての人に求められますが、
特に政治家の方々は、そうであってほしいものだと思います。

投稿: 務☆ | 2019年1月12日 (土) 07時36分

労働者を商品として扱う行為は
実は昭和の末期でも
工場等においては
中小零細や一次下請けでは
日常的に行われていました

労働者派遣業は
工場に於いては法律で禁止されていた為
構内業務請負という名目で
堂々と行われていたのです

その違法行為を生業とする会社が
法律的に合法となり
堂々と元の会社名のまま
同じ事業を続けて
その被雇用者が
秋葉原で大量殺人をするに至りました

その時の派遣先は
関東自動車つまりトヨタです

日本は戦前からそういう国で
非合法なことが
当局の黙認でまかり通っている
国なのです

投稿: 参加させていただきました | 2018年12月25日 (火) 02時13分

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