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2019年4月29日 (月)

幸せを夢見ての女性との結婚が!

『薔薇族』を創刊して6年めの1977年の12月号に「君の悩みを編集長が、お答えします。薔薇族相談室」というコーナーがあった。
 
広島県・M・27歳からの相談だ。
 
 
 
「私はなんとかなるさと、安易な気持ちで見合い結婚、そして離婚をしました。大変な苦しい日々でした。
 
幸せを夢見て結婚、一週間を過ぎましたが、彼女のからだに触れる勇気がなく、夜の営みを行うことができません。彼女の方から口づけを求められ、口を合わせました。なんと感触の悪いことでしょう。我慢をして彼女を抱き、胸をさわり、お腹や、ももをさわりましたが、肝心なものがいうことをききません。
 
数日後、再び求められ、私のものを彼女のからだに押しつけてみましたが、やはり反応がなく、不成立に終わりました。(中略)
 
私は心のよりどころとして、彼女同伴でA君と遊んだり、家に呼んだりしました。
 
「あなたはホモではないのですか?」と妻に詰問され、「何を馬鹿なことを言うのか」とその場を切り抜けましたが、事実A君に対し、愛を感じているのです。純情なA君なので、彼の寝ているスキに口づけをしましたが、それ以上のことは、やっと押さえました。彼への想いが彼女を抱かせぬ原因の多くを占めていたのでしょうか。
 
毎日どなったり、わめかれたりの毎日、なぜ、こんな目にあわなければならないのでしょうか。本当につらい毎日でした。
 
とうとう耐えきれなくなり、結婚当初の彼女の言葉である「私、生理がないの。赤ちゃんができなかったらどうする」を理由にしてしまい、半年も経たないうちに、一度も夜の営みを成功させることができないままに離婚が成立しました。(中略)
 
私の結婚生活をはばんだ原因とも思われるA君。彼のブリーフでした。彼が留守をしているとき、干してあったブリーフを手に入れ、寝床の中に忍ばせ、胸や顔に押しつけ、そして口にくわえ、彼との交わりを想像し、欲求を満たしながら眠るうちに、いつしか心を落ち着かせることができました。
 
数日後、兄宛に送られてきた彼女からの手紙を見せられました。結婚生活のつらかったこと、そしてA君との仲はホモではないだろうかと書いてありました。
 
ホモという憎いこの性格が、ひとりの女性を不幸にしてしまったのです。一生をひとりで過ごすことは寂しくて私は耐えられそうにありません。できるものなら好きな男性と一生を……。でも普通の妻子ある家庭をもちたい。また親兄弟に心配をかけたくありません。
 
トルコ(現在のソープランド)に通うか、なにかの方法で女性とのセックスを可能にし、今度は安易な気持ちでなく、心から愛せる女性を見つけたいのですが、どんなものでしょうか?」
 
  
 
編集長から「男が好きだからといって、人それぞれ違うから、全部の人に結婚するなとは言えないけれど、君の場合もう結婚しないほうがいい。また前と同じ結果になってしまうでしょう。(中略)
 
能動的な人は男が好きでも、なんとか女性ともできるけれど、受身しかだめという人は女性とのセックスはうまくいかないことのほうが多いようです。
 
君は彼女に対して大変な罪を犯してしまったと反省しているけれど、彼女はなにも知らないのだから、彼女の苦しみは君以上だったと思う。ひとりでの生活が寂しいからといってなにも知らない女性を不幸にしていいわけはないでしょう。
 
君は「ホモという憎いこの性格」と書いているけど性格とは違う、もって生まれたものなのだ。結婚はもうしないほうがいい。」
 
 
 
今、生きている人、この悩みを読んで、どう思うだろうか。

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コメント

日本人のセックス頻度は世界最低で、事情があるわけでもなく、一般的にもセックス離れといわれています。※1
カップルによってはどうでもよく、楽しく生活をしている人たちがいます。本当に人それぞれじゃないでしょうか。

今の時代は40過ぎて独り身なんていくらでもいますので、この手の悩みをされている方は、恵まれている人だと思います。つまり今では高嶺の花となった「普通」が手にはいる人たちだからです。ぴょんぴょん電車に飛び込む人たちがいるのに、贅沢な悩みをされているので私なら聞き流します。

紙切れの婚姻届けも、遺産相続のときくらいしか役に立たちませんので、同性と婚姻関係なく生活すればいいと思います。


※1 社会実情データ図録 より
http://honkawa2.sakura.ne.jp/2318.html

投稿: | 2019年5月 2日 (木) 19時22分

皆、結婚後、例の時にいやな思いをしています。
例えれば、伊藤さんが男とやりたくないと思ういやさと同等か、それ以上でしょう。
妻のあそこを見るのもいやと言っている人もいます。
このケースではA君のことは本質的には関係ないと思います。
言い訳か逃げ道になっています。
いやいや結婚してしまった他のゲイの人は、工夫や努力をしてます。朝方に、朝立ちに合わせてするなど。また、できるだけ遅く結婚するのが苦痛の時期を短くできそうでしょうか?。
現代なら、医者にED治療薬を処方してもらう方法はいかがですか。新しいよく効くED治療薬があるそうです。

この奥さんはその後に他の男性と再婚できれは、結果的に幸せになれたでしょうから、この男性が罪悪感を持つ必要はないと思います。もともと、神様が間違えたのですから。

投稿: | 2019年5月 1日 (水) 04時01分

成田離婚の落語家がいましたね。大分後になってから自殺されました。おそらく当時でいうホモだったと思います。
ご本人は芸能マスコミに対しては離婚の理由は自分が悪いと言っていたので、当時は性格の問題だと思っていたのですが、肉体関係を持つことができなかったのでしょう。奥さんの怒った顔も印象に残っています。

投稿: 成田離婚の落語家がいました | 2019年4月29日 (月) 23時02分

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