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2019年5月18日 (土)

内藤ルネさん、何度か死のうと!

『薔薇族』の表紙絵を一番長く描いてくれた内藤ルネさん。
 
千駄ヶ谷の駅近くにあった部屋がいく部屋もあるマンションに一緒に住んでいた藤田竜さん。
 
おふたりの夢は修善寺にルネさんのコレクションを展示する美術館を建てることだった。
 
バブルの時代に上北沢と、江ノ島にあった土地を売って、7億ものお金を手に入れていた。
 
そのお金を男4人と、女ひとりの詐欺師にまんまとだましとられてしまった。
 
ルネさんはお金のことはすべて竜さんにまかしていたようだ。
 
竜さんはぼくにとっては『薔薇族』の創刊から良き相棒になった恩人だから、悪くは言いたくないが世間知らずの大馬鹿者としか言いようがない。
 
詐欺師たちになにかに投資すれば、お金を増やしてあげるといってだましとられたとは思えない。
 
ぼくの推測だが美術館を財団法人にしたかったので、その認可をとってあげるということで詐欺師たちにだまされたということしか考えつかない。
 
財団法人に美術館をすると税金を払わないでも済むからだ。
 
悪いやつがいて税金逃れに法人化する人がいたので、お国は規制を強めていたので、認可をとるのが難しくなっていた。
 
そこが詐欺師たちの狙いどころだったのでは。
 
  
 
ぼくも平成5年に女房の古里の新潟県弥彦村に「ロマンの泉美術館」をオープンさせていた。
 
美術館をオープンさせるには、学芸員を何人かやとうとか、何かお国の規制があるのかと思ったらなんにもなかった。
 
レストランは保健所の検査があり、消防の検査もある。
 
ただそれだけだ。
 
入場料は500円、いくら入ったって儲かるわけがない。
 
  
 
法人化する必要などまったくないのに、なぜそれにこだわったのか、ぼくには理解できない。
 
何百万か詐欺師たちに払ったときに、これはおかしいなと気づかなかったのか。
 
ぼくに相談してきたのは、マンションもとられ、どこにも部屋を借りることができなくなってからで、どうしようもなかった。
 
今の時代、老人をだましてお金をまぎあげる詐欺師がいるようだけど、7億のお金をだましとられたなんて考えられない。
 
さすがにルネさん、すべてを失って何度も自殺しようとしたけど、果たせなかった。
 
ルネさん、竜さんが詐欺師にだましとられたことで、グチひとつこぼさなかったようだ。
 
しかし、真相はおふたりと、竜さんが養子に迎えた若い芳っちゃんも亡くなっているので分からず仕舞いだ。
 
竜さん、ルネさんのおふたりが残した『薔薇族』の仕事は長くゲイの歴史に残ることは間違いない。
 
ルネさんは、こんなことを書き残している。
 
 
 
「何もどこからも仕事が来なくなってしまったとき、『薔薇族』の表紙の仕事を伊藤文学氏からたのまれたときのオドロキ、それもセクシイこの上もない男の子たちの絵!! オドロキましたね。
 
ありがたく、うれしかったですよ。そして我が人生、初めてのセクシイ・ボーイズを描くことの、この上ない楽しさと、うれしさをこのとき知りました!
 
ホモマガジンの性質上、とにかくセクシイにしなければならず、しかし、どんなに妖しくて、セクシイでも、そこに清潔感をだして店頭に並んでも、男性はもちろん、女性たちにも愛されるボーイズを描こうと心に決めました。
 
恐ろしい事件も『薔薇族』の表紙を描くことでまったく忘れることができたのですよ。」
 
 
 
ルネさんが表紙を描いた薔薇像は、今でも愛されて古書店でも高く売れていますよ。

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コメント

伊藤さんも詐欺の詳細内容を知らないので想像の話なのですね。
竜さんしか本当の事を知らないようですね。
謎解きのようで、大変興味深いです。
テレビで毎日のように詐欺の話題が放送されていますので、伊藤さんが講演会をなさる時などにこの話もされてはいかがでしょう。

投稿: | 2019年5月20日 (月) 02時49分

詐欺師は、何をキッカケに近づいてきたのでしょう
土地売買の情報を知ったのでしょうか

投稿: | 2019年5月19日 (日) 02時27分


竜さんとルネさんがだまされた詳細を知りたい

投稿: | 2019年5月19日 (日) 02時21分

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