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2019年9月14日 (土)

LGBTが持つ旺盛な消費力に目を向けたのは!

毎月、「文ちゃんと語る会」の会場に使わせてもらっている「織部下北沢店」には、日経新聞と朝日新聞が、オープン以来ずっと置いてある。

日経新聞の半5段広告に『国際商業』10月号、今まで全く知らない雑誌だが、「特集・LGBT(性的マイノリティ)が持つ旺盛な消費力」の文字にぼくの目は釘付けになった。
 

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早速、渋谷の東横百貨店7階のジュンク堂書店で購入した。派手な表紙で艶やかな花に囲まれて、9月16日に発売されるという、アルビオンが発売する「フローラドリップ」(160ml=1万3千円、80ml=7千円)のぼくには縁のない化粧液が載っている。

どうもこの雑誌、化粧品の業界誌のようだ。掲載されている広告も化粧品のものばかりだから間違いない。ぼくはひげを剃った後に「資生堂ブラバス スキンコンディショナー・乳液男性用」を塗り、頭を洗った後には「柳家ヘアクリーム」を使っているだけだ。

中国の女性たちも日本の化粧品を使ってるそうだし、化粧品の業界誌『国際商業』が、出版不況の時代に長く続いているのは、スポンサーが付いているからだろう。

見出しには、こんなことが書かれている。



「LGBTは、とても身近な存在だ。日本のLGBT層の割合は、人口の8・9%。11人に1人の計算で、左利きの人の割合とほぼ同じである。

カミングアウトの有罪は別にして、家族や友人、同僚の中にLGBTは存在する。我々は、そういう時代を生きている。

日本企業はLGBT対応に取り組んでいるが、その範囲は国内にとどまらない。

欧米が先行していたLGBTの社会的地位向上の動きは、台湾が同性婚を認めるなど、いよいよアジアに波及し始めたからである。」(電通ダイバアシティ・ラボ調べ)



マスコミでLGBTが持つ旺盛な消費力に目を向けたのは『国際商業』が初めてのことで、敬意を表したい。ただ化粧品の業界からの視点での記事なので、LGBT全体の業界の「旺盛な消費力」ではないのは仕方がない。

何年か前に女性の著者が、イギリスの経済はゲイの人によって支えられているという新書本を読んだ記憶があるが、日本でも世間の人には全く知られていないが、その消費力は莫大だと言っていいだろう。

ゲイ雑誌は『サムソン』だけを残して滅亡してしまったが、全国のゲイホテル、ゲイバア、ポルノショップなど、『薔薇族』に広告を出してくれていたスポンサーで潰れたところはなく、今でも繁盛している。

「LGBTに関する主な出来事」が年代順に書かれていて参考になるが、1971年に東郷健さんがゲイであることを公表して、参議院選挙に立候補したことは書かれているが、日本初の同性愛誌『薔薇族』創刊が抜けているのは、寂しいが仕方ないか。

『LGBTを知る』(日本経済新聞出版社)によれば、世界のLGBT人口規模は4億5千万人で、その消費規模は約4千兆円にのぼると推定されている。

日本に限っても、消費規模の推計は約22兆円。これは「店頭でレインボーフラッグを掲げセクシャルマイノリティを安心させる」という現状からさらに深化し、より深い理解で、LGBTをターゲットに捉えた時の市場規模を示している。」

LGBT総合研究所の存在はこの雑誌で初めて知ったが、若い社長さんは森永貴彦さん。「少数派の感性をマーケティングに落とし込む」のページは貴社の質問に森永さんが答えているがご本人もゲイの方で的確に答えていて参考になる。54ページも使っての特集、ぜひ購入して読んでいただきたい。

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コメント

有罪は、有無(うむ)の間違いでは?

他にも文脈に気になるところが、……

投稿: | 2019年9月15日 (日) 11時56分

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