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2020年1月 4日 (土)

88歳のぼくに2度目の革命が!

東京新聞を愛読しているが、朝刊に「東京物語」というコーナーがあって、女優の十朱幸代さんが登場している。
 
昭和40年度(1965年)の秋の芸術祭参加作品になった、ぼくと心臓病で亡くなった妹、紀子(みちこ)原作が日活で映画化されたとき、『ぼくどうして涙がでるの』で初めて主役となり熱演してくれた。
 
妹は2度目の手術で、32歳で男の子、2人を残して亡くなってしまったが、十朱さんの記事を読んでいると、妹が生きているような気持ちになってくる。
 
東京新聞12月24日の朝刊に、毎月一回「東京新聞読者の生活情報紙・暮らすめいと」1月号が入っていた。その1面に「街の唄」というコーナーがあって、(哲)さんという記者が「駅ピアノ」と題して書いている。
 
「駅の雑踏からピアノ演奏が流れてきた。広場の片隅にピアノがあり、椅子にちょこんと座った男の子が懸命に弾いている。軽快で情感こもる音色。うわさに聞く「駅ピアノ」だ。弾き終わると、周囲から大きな拍手が沸いた。聞けば小学1年生で、曲はショパンのワルツとか。やるねえ。思わず感嘆。
 
「駅ピアノ」は外国の鉄道駅や、空港に置かれ、誰もが自由に弾いたり、歌ったりできるピアノ。BSテレビの人気番組で、ご存知の方もいよう。それが東京の駅にも登場したわけだ。
 
男の子に続き女性や若者も挑み、心和ます曲が喧騒の駅広場に響いていく。
 
音楽は心の治癒薬ともいう。今やスマホ依存症は深刻で、事故やトラブルになる場合も多いと聞く。時には演奏や風景を楽しみ、心の洗濯が必要と思うのだが、しょせんは「大きなお世話」と言われるのがオチか。」
 
なんでこんな記事に目がむいたかというと「ピアノ」だ。最近知り合ったTさん。72歳の方だが、ピアノの調律(日本に6千人もいるそうだ)と、古いピアノの修復と音を作る仕事をされている方だ。
 
ドイツで修復の技術を勉強されてきた方で、古いピアノを修復できる人は、日本に数えるほどしかいなくて、Tさんはそのトップに立っている。
 
ぼくはハモニカもふけないし、音楽の知識はまったくない。Tさんは音楽の話となると、限りがない。
 
「令和」の年号の考案者、中西進さんが、各大学の短歌愛好者が集まった歌会で当時、東大国文科の2年先輩の中西進さんが、駒沢大学国文科の学生で、劣等感のかたまりだったぼくの作品をなんと絶賛してくれた。
 
それからのぼくの人生は、自信をもって生き続け、次々と日本で最初という仕事をこなしてくることができた。
 
令和2年で88歳で米寿を迎えんとするぼくが、Tさんとの出会いで、音楽に対して目を向けるようになった。
 
安物のデッキで石原裕次郎の昭和の名曲を歌ったCD(5枚セット)を購入し寝る前に聴いていたが、TさんがすばらしいヘッドホーンとCDデッキを購入してくれた。
 
革命とも言える耳に飛び込んでくる音色。
 
裕次郎の甘く、やさしい心が伝わってくる歌の伴奏のピアノや、いろいろの楽器の音色が聞き分けられる。この年になって初めて知ることができた。Tさんに感謝。
 
ベヒシュタインピアノで弾く、ピアニスト、川村奈美子さんの演奏会にも連れて行ってくれた。
 
下北沢の駅も、今かわろうとしている。区長は文化あふれる街というが、ピアノの音が流れてくるような駅にしたいものだ。

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コメント

 音楽にぞうけいが深く耳が確かな人が正しく評価した物を下さった。オーディオ雑誌の評論やカタログは参考にしかならないので、メーカーからお金を貰っていない耳が確かな人が正しく評価した物を頂けるとは素晴らしいの一言に尽きます。セレクトつまり選んだことに対してもお金を払っても良いくらいです。
 奇跡のような出来事ですね。
 

投稿: 正しく評価した物を下さった | 2020年1月15日 (水) 06時01分

本日は、田中さんのお宅にて大変お世話になりました。
左上の「メールを送信」にあるメアドが無効のようです。
御礼、ご連絡致したく、有効なメアドがあればお教え頂けましたら幸いです。

投稿: 山口透 | 2020年1月 4日 (土) 00時53分

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