« M検はシャバとお別れの儀式だ! | トップページ | 49年前に書いたぼくの記事! »

2020年1月27日 (月)

新兵ほど裸と縁の深いものはない!

「『まだ、まだ駄目だ。オチンチンの先が出てこんぞ。それともおまえ包茎か』後続の若者たちのなかには、そっとペニスにふれるものもある。ところが、たまたまあらわれた性病露見。さあ、大変だ。衛生兵がとんでくる。
 
『この野郎、尻を出せ』精神注入棒の乱打。はねかえってくる鈍い肉体の響き。いくすじもの赤い条痕が尻を飾る。それからみせしめにさらされる。
 
股を開いたまま腰を突出させ、苦しい弓なりの姿勢。時間には不自由しない。若者のあらあらしい呼吸。『そら、そら、ヨコネが見えんぞ。戦友にしっかり見せるんだ。陛下に捧げたからだを勝手に汚しやがって、それで申しわけが立つと思うか。
 
オチンチン様、私が悪うございました。お許しください。そういってみろ』
 
若者はささやくような小声。『バカ野郎』の一喝で途端に大声をはりあげる。『オチンチン様、私が悪うございました』『もう一度』リフレーン。リフレーン。若者の頬は涙の洗礼。
 
検便室で待ちかまえていた下士官。検便器の砲列。太い。試験官のナンバーは新兵になる若者の符号。尻を向ける。前かがみになり、背後に回した両手でふたつの尻たぶを左右に開く。展開される肛門。下士官はゆっくり検便器を挿入する。ごぼごぼと鳴るかすかなひびきが、下腹部をすりぬける空虚な虚脱感だけを残す。
 
尻をたたかれて、不動の姿勢に戻る。検査用紙を見て下士官は笑う。『おまえ、包茎か。こっちを向いてみろ』ふたたび玩具となったペニス。ある若者は間違えて四つん這いになった。
 
『尻の検査はすんだんだろ。となりを見ろ。ああいうようにけつの穴をしっかり見せるんだ』あわてて立ち上がった若者は、となりの若者に教えられて検便の姿勢に入る。紅が頬を流れ、無心の空が若者の眼前にたちこめる。
 
検便室に託された若者の尻は、もはや若者のものではない。一錢五厘(当時の葉書の値段)に買われた肉体の一部だ。
 
すべてが終わった。最後の諭告。素っ裸の若者は、おずおずと、それでも日本男子の誇りをこめて、査定官の面前に立つ。
 
『合格』もっとも、ほとんどが合格だ。痔の若者はふたたび調べられる。おなじ姿勢のくり返し。飛行作業には向かない。
 
以上は海兵団の入隊時の検査風景だ。若者は強制的にしゃばと断絶し、肉体の孤独を知らされる。

お もえば、兵隊、とくに新兵ほど裸と縁の深いものはない。入営生活では検査はつきものだ。定期検査がそれである。『身体検査5分前』のマイクが鳴ると、越中ふんどしをきらりとはずした若者たちが、デッキに並ぶのである。狭いデッキは検身のためのスペースをとると、二列横隊は前後の距離を失い、べったりかさなってしまう。こんなとき前の若者の尻の刺激でペニスを怒張させるものが出たりする。『おまえら、気分をだすなよ』班長はニヤニヤ笑いながら、新兵のペニスに注目する。
 
それが彼らを楽しませる貴重な風景になるのだ。
 
彼らはわざと精神注入棒で、へそのあたりを突っつきながら、まったく間合いのなくなった後列の裸に裸をおしつける。
 
後方の突起が前方の尻の割れ目をくすぐるのも、こんなときである。避けようのない感触が、後方の若者のあせりを伝える。それはときにははじらいに溶解した淡い快感をともなうことさえある。」
 
まだまだ話は続く。ぼくも5、6年早く生まれていたら、こんなことをさせられていたかも。あとはネットで見られるようになるから、おたのしみに!

|

« M検はシャバとお別れの儀式だ! | トップページ | 49年前に書いたぼくの記事! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« M検はシャバとお別れの儀式だ! | トップページ | 49年前に書いたぼくの記事! »