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2020年2月 3日 (月)

みんなに支えられて、ぼくは幸せ!

いよいよ3月19日で88歳の米寿を迎え、「令和」の年号の名付け親・中西進さんの仲人で結婚した新潟県弥彦村が古里の久美子と結婚して50年の金婚式も迎える。
 
『薔薇族』の創刊以来のスタッフ、多くの支えてくれた人たちもこの世にいない。ひとり生き残っている寂しさもあるが、ぼくは生涯、青春だと思っているから、年齢のことは考えない。派手なシャツや、ジャンバーを着て、下北沢の街を歩いている。
 
景気のいいときは高価なものを購入したが今は月にすれば8万円ぐらいの年金生活だ。こづかいだけなら酒もタバコにも縁がないぼくだから十分だが、女房と息子夫婦と高校3年生の孫との5人生活。買い物に出たがらない女房にかわって、ぼくが運動を兼ねて下北沢の駅のそばのスーパーオオゼキまで、30分ほど歩いて夕食の材料を買いに行く。息子の嫁が夕食の準備をしてくれる日もあるが、徹夜までして働いてくれているので、なるべくぼくが買ってくるようにしている。
 
孫が大学に入れば学費もかかるだろうから、その準備もしているのかもしれないから……。
 
わが家の周りはお金持ちの家が多い住宅地だ。竹下登元総理の家もある。何軒かの家の前に段ボールが置かれ、その中に不要になったものが入っていて、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれた貼り紙がしてある。
 
あまり人通りのない通りだ。ぼくは毎日、買い物と運動を兼ねて歩いているので、その段ボールを見かけることがある。
 
結構掘り出し物があって、いただいて来たものを机の上や、テーブルの上に置いて使っている。
 
最近知り合ったHさんは音楽通だし、家柄がすごい。おいじいさんは陸軍大将、母方のおじいさんは海軍中将、お父さんは陸軍士官学校で首席で卒業し、太平洋戦争でも活躍され、戦犯になり巣鴨刑務所に8年も服役されたそうだ。
 
HさんからはヘッドホーンとCDデッキを贈られ、88歳にして音楽にめざめ、2度目の人生が変わってしまった。
 
Hさんから贈られたものに、戦前中国から持ち帰った大理石だろうか。石のかたまりを彫刻して何匹もの動物たちが彫られ、二つの大きな穴がいているので、そこにいつもぼくが使っているボールペンの赤と黒を入れ、机の上に置いている。驚くべきは何匹もの動物たちが、のりでくっつけたものでなく、一つの石をけずって動物の形にしたもので全部つながっているものだ。
 

Img_5874

 
なんという見事な職人のわざだ。昔、べっこうで作られた根付を集めたこともあったが、かたい石を彫りきざんで作り上げた職人のわざは、溜息がでるほどの見事さだ。
 
陸軍大将のおじいさんが、中国で戦前に購入したそうだ。中国の古い時代に作られたものか、80年くらい前に作られたものかはわからないが、これを目の前に置きながら原稿を書いている。
 
人間落ち目になると、人は寄り付かなくなるとよく言われる。父の友人で出版社を創業したが、本が売れなくなって倒産し、そのなれの果てを子供の頃から見てきた。
 
ぼくは感謝の気持ちでいっぱいだが、『薔薇族』の古い読者や、若い人たちもみんなよくしてくれ支えてくれている。
 
その感謝の気持ちをこめて、3月20日(春分の日で祝日)ひるの12時から午後2時ごろまで、三軒茶屋の駅前「中国名菜・銀座アスター」で、ふだん着の街・気さくな街 三茶で開く「文ちゃんの米寿を祝う会」を催します。
 
会費は3千円(料理・飲み放題)くわしくは追ってブログに書きますが、今から予定していてください。その頃には目も手術が終わってよくなっていますから。

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