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2020年3月16日 (月)

神の心と、悪魔の心を持って!

これは『薔薇族』が売れに売れていた時代の話。1991年12月号No.227。
 
「編集室から」にぼくはこんなことを書いている。読者からの手紙の紹介だ。
 
「この欄を真剣に読んでくれている読者は『薔薇族』の優等生だから、関係ないかもしれないが、大事なことなのでじっくり読んでください。『薔薇族』ではハッテン場の情報を流し、一方ではそんなところに行くなと言うのは、大いなる矛盾ですが、この雑誌は神の心と、悪魔の心と両方持っていなければどうにもならないのです。
 
ぼくが学んだ駒沢大学のとなりの駒沢公園での話です。こんなショックな手紙をもらったので紹介します。
 
「ひとりの男を数人の男たちが取り囲み、腹めがけて思いっきり足蹴りしていた。あまりの苦痛に声も出ない被害者。
 
これは夜中の駒沢公園での出来事。うわさには聞いていた。集団暴行しているのは、一見、普通の学生。どこにでもいる高校生、大学生たちだ。むしろ、ホモ受けする学生タイプだろう。
 
連中の手口は夜のグランドの観客席で、二、三人でたむろしている。そしてひとりずつバラバラに歩き出す。そのひとりを、ひとりのホモがついていくと、暗いところでいきなり前を歩いていたやつが後ろを向き、ついてきた奴の腹めがけて、取り囲んでなぐる、けるの暴行。
 
あとはもう見ていられないほどひどい。この世の地獄の光景だ。そして一斉にその場から消え去るホモたち。これが彼らをのさばらせる原因なのだろう。
 
ひとりで来ている大人しそうな子をねらう連中のあくどさ。
 
後ろ髪を引かれながら自分も逃げた。泣きながら逃げた。泥棒でも人殺しでもないのになぜ逃げると思いながら…。
 
なぜ、大声で「助けて!」と、叫ばなかったのかと。犯罪者は彼らなのに。
 
連中よりも、もっと筋骨隆々のホモもたくさんいた。タンクトップを着て、真っ黒に日焼けした体はセックスのためだけのものなのか。
 
真っ先にその場から逃げていく姿は悲しかった。自分もこんな弱々しい体じゃなかったらって、くやしかったよ。筋肉をつけるのもいいけど、少しは被害者を見殺しにしたことを恥じてほしい。連中だって集団だから、誰も抵抗しないからやるのだ。
 
逃げて数十分後、どうしてもこのまま見過ごせなくて、集団暴行の現場に戻った。もしかしたら今度は自分が犠牲者になるのかもしれないとわかっていて、でも、がまんできなかった。
 
救急車を呼ばなかればいけないかもしれない。はやる気持ちで現場についた。さっきの惨状はうそのように静まり返っていた。
 
被害者はいなかった。帰りかけると、ものすごい光が目に飛び込んできた。警察官や私服の刑事たちだ。
 
「もっと早く言わなきゃ」と、大声で叫んでいた。誰かが110番したのかはわからない。病院にかけこめば当然、原因を聞かれ、警察に通報されるだろう。
 
警官らは現場をいとも簡単に調べた。まるでこいつらのために時間を使えるかという感じで。
 
あの学生の姿も、暴力魔たちの姿もなかった。いるのは数人できて、ゲラゲラ笑っているホモたちだった。そしてひとりでひている人は自分を入れて何人かだ次の犠牲者は、またこの中のひとりかもしれない。
 
これは作り話ではなく事実なのだ。」
 
このようなことは、他のハッテン場でもあった。今はもうこんなことはないだろう。

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