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2020年5月11日 (月)

いろんなフェチの人がいた時代って!

長谷川サダオ君、忘れられない人だ。すばらしいイラストを描き続けてくれたし、世界中の雑誌や、写真集から見つけだし、毎月びっくりするような話を紹介してくれた。

 

タイのバンコクのホテルで自殺してしまったと聞いたときはショックだった。50代だったろうか。東京を経つときから準備をしていたようだ。

 

イギリスだったか、長谷川サダオの作品集が本になっているから、海外でも長谷川サダオの名前は知れ渡っている。

 

ぼくが新宿のQフラットビルの2階に「伊藤文学の談話室」をオープンさせたときに、畳1枚分くらいの大きな、ふんどし姿の絵を描いてくれたことがあった。

 

狭い下宿の部屋で描いたのであろうから、こんなに大きな絵は、これが一点だけだろう。我が家でもこんな大きな絵は飾っておけず埼玉県鳩ヶ谷市辻606-2 鳩ヶ谷スカイハーツ907号室 TEL048-283-1267 私設美術館・荻崎正広コレクション・ゲイ・アートの家に、この作品は展示されている。入館料は700円。毎日オープンしているわけでないので、電話で問い合わせてから訪ねるといい。

 

こんなにゲイ・アートを集めた人はいないから貴重な私設美術館だ。

 

1985年・4月号に長谷川サダオ君が、「フェチシズムは時代の反映である……。昔のエロ本を読んで妙に感動してしまった話」と題して書いている。

 

「昔のエロ雑誌に『奇譚クラブ』というのがあって、これに告白手記募集で入選した鼻責めマニアの男の手記があった。これがなんとも異様で面白い。これぞヘンタイの極め付きって作品。

 

この手記は鼻にローソク突っ込んで熱さに耐えながら書かれたものだという。

 

「鼻中隔を麻紐で縛って何度か山へ登ったことを覚えています。初めはおそるおそる周囲を見渡して、誰もいないことを確認して始めるのですが、いったん、麻紐が鼻へ、すすり込まれていくと、妙に度胸が座り、時には全裸になって、大声を上げ、牛の鳴き真似をしたりしました」なんてのは序の口で、「鼻中隔の穴に草花を通し、鼻の周りを生花で飾って夜の街を歩くこと」、「鼻孔へ煙草を2本差し、鼻で煙草を吸うこと」、「鼻でミルクを飲むこと」「アヌスからのご馳走を鼻につめ込むこと」ーなどと信じられんような世界が展開する。こうゆうのって、本人が真剣になればなるほど、滑稽に見えるもので、その辺の感じがとってもよく出ている。

 

「アヌスからのご馳走を鼻に詰め込む」の章には「詰め込んだだけでは、ただ息苦しくなるだけですので、詰めたあと、その真ん中へヨウジか、マッチ棒で細い孔を通すことにしています。するとそこから空気が吸い込まれふくよかな香りで卒倒しそうな感激を味わうことができるのです。その感激を味わいながら、新しいご馳走を少しずつ、ちぎって食べるのです。ほろ苦いけど、ねっとりとしたコクのある味が口中いっぱいに広がって、鼻孔の香りと調和してくれます。

 

それにしても、こんなことをする私はやはり変態なのでしょうか」と書かれている。私は変態でしょうかもないものだ。国宝級のドヘンタイでっせ!

 

まあ、今どきこんなマニアはいないんじゃないかと思ったら、先日、ぼくの友人が、20歳ぐらいの鼻責めマニアの男の子と遊んだというから、絶滅しちゃったわけでもなさそうだ。

 

こういう人たちは貴重な生証人だから、国で天然記念物みたいに保護してあげたい。

 

赤い腰巻に感じるとか、お灸の後に感じるとか、昆布のフンドシに感じるというのもあって、フェチというのは、その時代の風俗環境をストレートに反映するものなんだなあと感心してしまった。そういえば切腹フェアというのもあった。」

 

今どきの時代、奇人・変人がいなくなって、人間みんな小つぶに。フェチの人がいろいろといた時代っていい時代だったのでは。

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